今回はキハ261系5500番台ラベンダー編成で運転されている「特急フラノラベンダーエクスプレス」に乗車してきました。

座席など車内の様子や停車駅・運行区間等についてまとめているほか、おすすめの観光地についても紹介しています。

特急フラノラベンダーエクスプレスとは?運行区間は?

特急フラノラベンダーエクスプレスとは、札幌駅~富良野駅までを結ぶ特急列車で、例年ラベンダーが見ごろとなる、6月中旬から9月中旬ごろまで運転される臨時特急列車です。

この列車の特徴は札幌~富良野までは乗り換えなしで移動できるところです。通常だと、最低でも1回は乗り換えが必要となっています。そのため、今回乗車した「フラノラベンダーエクスプレス」は富良野観光へ乗り換えなしで行ける貴重な列車と言えるでしょう。

次にフラノラベンダーエクスプレスの停車駅を見ていきましょう。

フラノラベンダーエクスプレスの停車駅は?

フラノラベンダーエクスプレスの停車駅は札幌・岩見沢・滝川・芦別・富良野です。

札幌駅は7時53分の発車、入線時刻は7時33分です。札幌駅では約20分間停車します。終点富良野には9時49分の到着です。

富良野発16時51分発は札幌駅に18時50分に到着します。

フラノラベンダーエクスプレスに安く乗る方法は?

フラノラベンダーエクスプレスは臨時列車のため、列車に対する割引切符は発売されていません。

しかしながら、フリーエリアのついた乗り放題きっぷが発売されているので、そちらの方を利用してみると割引・安く乗車することが出来ます。

おすすめのフリー切符は

  • 北海道フリーパス(7日間全線乗り放題 2万7430円)
  • きた北海道フリーパス(ANA、AIRDO利用限定 1万3150円)
  • ひがし北海道フリーパス(ANA、AIRDO利用限定 1万6380円)
  • HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス(6日間 1万2000円)

この4種類があります。ただし、北海道フリーパスのみ札幌~富良野までの単独では元が取れるか微妙です。その他のきっぷは往復すれば元が取れるかと思います。

また、後で紹介する富良野・美瑛ノロッコ列車に乗車する場合にはさらにお得になります。

ぜひ旅程を立てて、元が取れるか確かめてみてください。

フラノラベンダーエクスプレスの予約方法は?

予約は以下のところで可能です。発売は乗車日1か月前の10時から発売されます。

  • えきねっと
  • JR北海道の指定席券売機
  • 主な駅のみどりの窓口
  • 主な旅行会社

フラノラベンダーエクスプレス 車内の紹介

フラノラベンダーエクスプレス キハ261系ラベンダー編成
キハ261系ラベンダー編成

こちらはキハ261系ラベンダー編成の外観です。ラベンダーをイメージした配色となっていることが分かります。このキハ261系ラベンダー編成は2021年5月8日にデビューしたばかりの新型車両となっています。そのため、観光を楽しんでもらおうと、車内には様々な工夫がされています。

早速車内の方に行ってみましょう。

1号車フリースペース ラベンダーラウンジ

1号車ラベンダーラウンジ
1号車ラベンダーラウンジ

この「ラベンダー編成」は移動中をもっと楽しんでもらおうと「フリースペースラベンダーラウンジ」が設けられています。この設備はこの列車に乗車している人であればだれでも利用することが出来ます。

1号車ラベンダーラウンジ車内
ラベンダーラウンジ車内

こちらは1号車ラベンダーラウンジの車内です。写真右側は4人まで座れるボックス席、左側には窓の方向を向いた座席が設置されています。

また、各座席にはパソコンなどの充電ができるようにコンセントが設置されており、旅を快適に過ごせる工夫がされています。

また、荷棚も用意されていて大きな荷物を持ってきたとしても安心です。

これだけ乗客を思ってくれている車両も珍しいのではないでしょうか?

2~5号車普通車の座席・車内

2号車普通車車内
2号車車内

こちらは2号車指定席の車内の様子です。座席は鮮やかな色が交互に配置されており、飽きさせないデザインとなっています。

座席の間にコンセントが設置

普通車コンセント
コンセント

座席コンセントも完備されており、2口用意されてます。そのため真ん中のひじ掛けが1.5人分用意されており、ひじ掛けが取り合いになるトラブルも少なそうです。

普通車テーブル
普通車テーブル

また、ひじ掛け部分にはテーブルも完備されており、このように蓋を開けて収納されているテーブルを取り出すことが出来ます。

座席前にもテーブルはありますが、座席横のテーブルも併用することで、飲み物を飲む際には便利に利用できるのではないでしょうか?

座席はどのくらい倒れる?リクライニングは?

普通車座席リクライニング

普通車の座席のリクライニングについてです。座席のリクライニングはこんな感じになっています。約30度くらいは倒れているでしょうか?これなら移動中も快適に過ごせそうですね。

自分の身長に合わせて可動式枕を調節しよう

可動式枕 ラベンダー編成
可動式枕

実はラベンダー編成に付けられてる座席では枕を動かすことが出来ます。可動式枕は東北新幹線はやぶさに使用されるE5系等にもついていますが、特急列車にも装備されていて自分の身長に合わせて枕を移動させることが出来ます。

気持ちいい高さに合わせて使用したいものですね。

次は実際に旅行してきた様子をご覧ください。

フラノラベンダーエクスプレスの旅行記

ここは札幌駅。予定通り7時33分に入線するため、列車の到着放送が流れ、フラノラベンダーエクスプレスが到着します。

札幌駅を定刻通り出発。朝日を浴びながら列車は走り出します。1号車のラベンダーラウンジで朝食を食べました。

札幌駅を出て、白石付近を通過すると千歳線と分岐します。

途中の滝川駅に到着。ここまで札幌から約1時間で到着しました。滝川駅からは「根室本線」に入ります。

ここで函館本線から転線・分岐し、列車は富良野方面へと進路を変えます。「根室本線」はかつて根室に向かうメインルートでしたが、現在は、千歳線・石勝線経由で通るルートが開通しているため、根室本線で根室へ行くルートは運転されていません。

そうしなければいけないくらい北海道の自然が厳しかったことが分かります。

根室本線風景

根室本線に入ると緩やかな山越えの区間に入ります。函館本線とはまた違う渓谷の様な美しさを楽しむことが出来ます。進行方向左側に見える川は空知川です。

終点の富良野に到着です。札幌から乗り換えなしの特急列車で本当に快適に過ごすことが出来ました。

富良野から先は普通列車に乗り、ファーム富田を目指し、その後トロッコ列車に乗車します。

つづきはこちらからどうぞ。

まとめ

ここまでのまとめです。

  • フラノラベンダーエクスプレスはキハ261系ラベンダー編成で運転
  • 運行区間は札幌~富良野!乗り換えなし!
  • ラベンダー編成にはラベンダーラウンジがある
  • ラベンダーラウンジはフリースペースで誰でも利用できる
  • 安く乗るにはフリー切符を使おう!
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