誰もJR東日本の松本駅・甲府駅・上諏訪駅で途中下車しないことについて情報更新をする人がいないので2025年の最新情報も書きつつ、こういった情報が今後無料で得られなくなることについての問題提起をしたいと思います。
解決のヒントも用意していますので、最後までご覧ください。
Google検索の要約が間違っていることについても触れています。
松本駅で途中下車できない、でも回避する方法について回答しないグーグル検索

これはグーグル検索の悪口ではないということは明確にしたいのですが、あまりにも情報更新がされていなくてびっくりしています。
回答の多くは2024年に更新されたものが多く、2025年に公開した記事には解決策が載っていないばかりか、後半はアフィリエイトリンクという本末転倒な記事もあります。
まあ、あとは「途中下車できません」とか解決しない記事だったり、「旧ルール」のままになっていてうんざりしていた方もいるのかもしれません。
ちなみに松本駅で途中下車する方法は2パターンくらいはあります。
ですが、ちょっとその前に「グーグル検索がまともな記事がなく、おまけに情報更新されず、検索者の意図を解決できない」というのはなぜなのか、説明させてください。
旅行・鉄道オタクとして要約での回答に一言


こちらは2025年7月21日現在のグーグル検索による要約機能の文章です。
一つずつ、誤りやそもそもグーグル検索が回答できていない点について記述します。
松本駅での途中下車に関するグーグル検索の結果(ルールが2重構造になっていないので、検索者は解決できない)
松本で途中下車を考えているのですね。JRの乗車券で、片道の営業キロが101km以上であれば、原則として途中下車が可能です。松本から101km以上離れた区間の乗車券をお持ちであれば、松本で途中下車できます。自動改札を通る際に、乗車券が回収されずに戻ってくるので、そのまま受け取って、再度入場時に使用できます。
はい、これは半分正しいですが、多くの人はJR新宿駅など都心から乗りますが、「大都市近郊区間なので途中下車ができない」のが正しいです。
なので、東京から松本へ通常の買い方で途中下車しようとすると、きっぷは回収されて戻ってきませんし、乗車券を損するので、最悪途中下車をあきらめることに恐らくなると思います。
Google検索では、「100キロ以上なら途中下車ができる」「大都市近郊区間では途中下車不可」という2重のルールをわかっていないためこのような結果が出ると思われます。
Google検索の要約は間違っているので、この記事を参照することをお勧めします。
きっぷのルールについてGoogle検索はあっているが、実用面ではほぼ意味がない
途中下車のルール
101km以上の乗車券:
片道の営業キロが101km以上の乗車券であれば、原則として途中下車が可能です。
大都市近郊区間:
大都市近郊区間内のみの移動の場合は、たとえ101km以上あっても、途中下車はできません。
特急券・急行券:
特急券や急行券は、原則として途中下車できません。
自動改札:
途中下車可能な乗車券で自動改札を通ると、乗車券は回収されずに戻ってきます。
有人改札:
途中下車する際は、係員のいる有人改札を利用するのが確実です。
はい、ルールを鵜呑みにすれば正しいように見えますが、松本駅を含む駅で途中下車という目的はこれでは果たせませんし、「有人改札:途中下車する際は、係員のいる有人改札を利用するのが確実です。」と書かれていますが、ルールを熟知していないとできず、検索する人は「そもそも途中下車ができないけどいい方法はないか」という観点からいうと、途中下車不可のきっぷを持っている人が有人窓口に行っても、「あー、これは途中下車できないきっぷですね。回収します。」と冷たくあしらわれてしまうでしょう。
残念ながら実用的ではないです。
松本での途中下車について→Google検索は正解だが、検索者が求めているきっぷではない。
松本から101km以上離れた区間の乗車券をお持ちであれば、松本で途中下車が可能です。例えば、東京から松本を経由して名古屋へ向かう場合など、101km以上の区間であれば、松本で途中下車して観光などを楽しむことができます。
まあ、これもひどいですね。Google検索の要約はとても不親切で誤解を招く内容です。
そもそも松本に行く人は特急あずさを使っていく人が多く、中央本線内で途中下車をしたいはずです。
おそらく松本~新宿の往復が想定されているでしょう。
検索する人が求めているきっぷは途中下車不可のきっぷがほとんどでしょうね。
注意点についてもGoogle検索が不親切。疑問解決になっていない。
注意点
途中下車可能な駅は、乗車券に記載されている区間内の駅に限られます。
大都市近郊区間内のみの移動の場合は、途中下車はできません。
特急券や急行券は、原則として途中下車できません。
自動改札を通る際は、乗車券が回収されずに戻ってくるので、取り忘れに注意してください。
不安な場合は、有人改札で駅員に確認すると良いでしょう。
これは実用上ではほとんど使えない回答です。「不安な場合は、有人改札で駅員に確認すると良いでしょう。」と書かれていますが、JR東日本のみどりの窓口の駅員(代替の駅はSS:ステーションサービス)のため、大都市近郊区間で途中下車するためにはのようなトリッキーな答えにはおそらく対応できないでしょう。
そもそも、路線図やきっぷのルールについては「みどりの窓口の人は時刻表を確認しても、伊勢鉄道線を時刻表で見失うレベル」の人がほとんどです。(直営かどうがは今回はマニアックなので割愛。)
要するに事前知識などみどりの窓口の人はないと思ったほうがよく、経路が複雑だったりすると見落として、乗客側が説明しなければならないという現状もあります。冷たい言い方ですが、自分たちで勉強してルールを理解しなくては松本駅で途中下車する方法なんて、駅員すらも知らないわけですし、メリットもないので、「自分たちで調べてきてください(心の中ではググれなんとかと思われていることでしょう。)」といわれて終わりでしょう。
つまり、駅員に聞いたとしても、実際に利用した一次情報からすると、「大都市近郊区間では、途中下車できません。途中下車する方法は分かりません。」といわれるのがオチでしょうね。
鉄道ファンとしては「大都市近郊区間で松本駅で途中下車する方法」なんていう、トリッキーでマニアックな切符を相談するのはマナー違反というか、そこは自分たちで調べてこうやって作るんですと説明できないと厳しいですね。(以前、経路が複雑な切符で、時刻表を見なくても路線名を言えたのですが、駅員が理解できないため、紙に記載してくださいともう一度並ばされたことがあるので、自分で説明できなければ、後回しにされると思います。JR東日本の駅はコストカットでみどりの窓口は大忙しでそんな暇ではないので。)
えきねっとで買う方法もありますが、結局のところ買い方は自分たちで研究しなきゃいけません。
【欲しい検索結果が出ない理由】ウェブサイトのビジネスモデルとAI検索の普及
これはグーグル検索もそうですが、AI検索(GPTを使った検索など)が普及してしまったことも一因です。
ウェブサイトは広告収益によって成り立っています。
しかし一般的に2025年はウェブサイトでの検索が約60%も減少しているというデータもあります。
また、AI検索自体はウェブサイトにはメリットはなく知識を提供したとしても報酬は0円です。
無料で知識を公開する人なんてそうそういませんよね。もしくは無料で知識を利用されるのなら、「答えは教えたくない」という意思表示なのかもしれません。
こういったことで、ウェブサイトの更新が止まって、ウェブ検索をしても、答えがどこにもない。そして検索をやめてしまう。ということも増えているのかもしれません。
AI検索をしていて、「関係ないし」と思っている人もいるかもしれませんが、実は関係はかなりあります。
GPTなどは検索の際、DBがないとウェブ検索をして例えば「松本駅 途中下車」みたいな調べ方をするわけですが、現状私が執筆している時点で、松本駅で途中下車する方法については一切記載はありません。(あるいは長野駅や穂高方面まで大都市近郊区間が拡大されたことが反映されておらず、解決方法を見つけられていないのでグーグル検索は意味をなしていません。)
もしかすると、有料コミュニティを作って、そこで旅好き同士で解決する必要があるかも
まだ有料会員コミュニティは作っていないが、いずれはそうなってしまうのか、youtubeのメンバーシップになってしまうかもしれない。
なぜなら、ウェブサイト運営者にとって採算が合わないからだ。どれだけいい情報を提示したとしても、収益はほぼ0に等しい。PVも60%減となっているが、個人サイトや更新の少ないサイトに限った話だと20分の1に減っているサイトもある。
閲覧者や検索者が有料化にNOというのならそれまでだと思うし、逆にウェブサイト運営者は、本当は知っているけど、有料のコミュニティ料金を払うのが惜しいのなら、今回であれば、「東京松本まで途中下車不可のルールを受け入れてJR東日本におとなしくルール通り、途中下車の切符でいいのでは?」と思っているのかもしれない。
さっき私は少なくとも東京から松本まで途中下車する方法は2通りあるといったが、答えを書いても、AIで無料で情報提供されるか、AIにタダ乗りされるかだと思う。
ただ、このまま何も答えないというのは酷なので、そこで鉄道ファンの方にはヒントを2つ挙げようと思う。私はこの時点で2通りから3通りはあり得ると思ったので、ヒントを書く。
2通りの考えで、3通りの方法が思いつくので切符が得意な人は解決すると思う。
松本駅途中下車を回避する2つの方法

1つ目、これが最も簡単で、乗車券を新幹線経由で作ること。実は新幹線経由で乗車券を作る場合、大都市近郊区間の途中下車不可のルールからは外れるため、松本駅でも途中下車可能と思う。
ちなみに1つ目の新幹線経由にする方法で答えは少なくとも3通りある。(時間があるなら、往復じゃなきゃ簡単に作れる。)
2つ目はJR東日本以外の会社線を絡ませるということだ。JR東日本で大都市近郊区間を松本まで広げたのだから、例えばJR西日本まで買うとかやってみれば途中下車は可能。
しかし、区間を伸ばした場合、運賃をそれだけ多く払うことになるので、損しない程度の途中下車区間を調べる必要性がある。
答えを言ってしまうと面白くないので、ぜひ、鉄道ファンの方にも考えてほしい。
最後になるが、ここまでしないとJR東日本管内でのんびりした途中下車ができなくなったのは酷だと思う。
あと、本当にわからない場合は、ここに連絡してくれてもいいが、ちゃんとした人にはヒントや答えを教えるかもしれない。(あとは、どれだけ困っている人がいるかも知りたいので。)
連絡先はこちら(X)・・・あまりにもウェブサイトにアクセス来ないので、最近は個人アカウントと化していますが、それでもよければ。
いずれにしても、ウェブ検索もAI検索もいずれ使えなくなる時が来るのかもしれない。