高い北総線最大64.7%値下げへ 通学定期券が京成線と同水準に

北総鉄道は来年2022年10月1日㈯に運賃改定を行うと発表しました。

これにより、最大64.7%の値下げが行われることになり、沿線住民にとっては鉄道を利用しやすくなる可能性があります。

北総鉄道北総線値下げへ 一体なぜ?

高い北総線最大64.7%値下げへ 通学定期券が京成線と同水準に

北総線とは、京成電鉄京成高砂駅~印旛日本医大を結ぶ千葉県の路線で、千葉ニュータウン計画に合わせて建設された路線です。

なぜこのタイミングで北総線が値下げされることになったのでしょうか?

北総線を運営する北総鉄道によりますと、次のような点が理由として挙げられます。

  • 累積損失の解消
  • ポストコロナにおける輸送動向・沿線の将来を展望
  • 利用者の声や沿線自治体の街づくり政策などの整合性などを総合的に勘案
  • 地域インフラとして利便性向上や事業基盤の維持・向上に資するような運賃改定

北総鉄道では開業当初から債務超過の状態となっていた関係で、高額な運賃・高額な定期券が設定されており、以前6か月定期券が約21万円で発売していたことで話題となったほか、「財布は落としても定期落とすな」と言われるほど高額な定期券風刺する言葉も生まれていました。

それ故に北総線定期が高いことから、就職の際に会社が北総線沿線の人を雇うと会社が定期券を負担することから「北総線沿線だと就職に不利だ」との憶測も飛び交うほどでした。

長らくこういった高額な定期券にまつわる話はついに過去のものとなりそうです。

こうした背景には、2010年7月に開業した「成田スカイアクセス線」が一因にありそうです。「成田スカイアクセス線」開業により、列車を運行する京成線からの路線使用料等が収支を改善。債務超過が解消されてきた歴史があります。

こうしたことも今回値下げが行われた要因の一つではないでしょうか?

運賃改定値下げ内容詳細

今回の北総線運賃改定・運賃値下げの内容についてまとめました。

運賃の改定日は2022年10月1日㈯の予定です。

沿線学生から敬遠されてきた北総線学生定期が値下げ

まずは通学定期券です。通学定期券はこれまで6か月8万950円と高額な定期券が設定されていました。

沿線に住む大学生に話を聞いたところ「北総線の定期券があまりにも高すぎるので、大学までは原付バイクで通学している。その方が安い。」との声も聞かれており、沿線地元住民からも鉄道が今まで利用できなかった背景がありました。

今回8万950円から2万6950円に大幅な値下げとなり、6か月の通勤定期は5万4000円も値下げとなります。値下げ幅は64.7%となります。

この値段は直通運転を行っている京成線の通学定期券と同じ水準まで値下げされることになり、適正価格に戻されることになります。

今後は電車を利用して通学する人も増えそうですね。

通勤定期は値下げ幅微減 13.8%値下げ

次は通勤定期です。原則として通勤定期は会社が負担するもので、沿線住民の方には負担はなかったと思われますが、北総線に住んでいる従業員がいる会社にとっては来年から通勤定期代が減少することになります。

普通運賃も値下げ 初乗り210円から190円に引き下げ

これまで初乗り運賃が210円とバスの運賃と同じくらいの料金がかかっていましたが、190円に引き下げられ、ICカードで乗車する場合は188円となります。

運賃改定幅を見てみると、1~5kmは30円値下げとなりますが、利用が多いと思われる10km~17kmの間が運賃改定幅が大きく最大で105円値下げとなります。

ただ、成田空港へ行く乗客からは運賃を取りたいのか、距離が長くなると値下げ幅が縮小するということになり、地域住民には値下げで還元、成田空港を利用する人へはほぼ従来通りの値段で徴収ということになりそうです。

北総線値下げまとめ

これまでの北総線値下げについてまとめると

  • 値下げの背景には累積損失解消や沿線の将来展望などがある
  • 通学定期券が64.7%値下げに 京成線通学定期券と同水準に
  • 通勤定期は13.8%値下げに
  • 初乗り運賃も210円から190円に値下げ 10km以上で最大105円値下げに
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