JR東日本のネット予約サービス「えきねっと」は東海道新幹線・山陽新幹線などを対象とした切符の申し込みについて、QRコードでの受け取りが不可となることを発表しました。

いつからQRコードの受け取りができなくなる?

東海道新幹線

利用者の方々が気になっていることといえば、いつからQRコードの受け取りができなくなるということについてですが、受け取りができなくなるのは2023年5月11日からです。

それ以降は「決済に使用したクレジットカード」がないと受け取り自体ができず、「QRコード」「受け取りコード」については表示されなくなるほか、メールでの配信もなくなります。

対象となる列車は東海道新幹線「のぞみ」「ひかり」「こだま」山陽新幹線「みずほ」「さくら」「つばめ」西九州新幹線「かもめ」です。

退化・改悪だと利用者からは不満の声が

今回のえきねっとの仕様変更について「めんどくさい」などの声が上がっています。特に家族旅行や友人同士での旅行の場合に旅行が得意な人に発券を依頼するなどして分配するケース(発着駅が異なる場合特に)もあったと思いますが、それが今後できなくなるということで利用者には困惑が広がりそうです。

ただ、おそらくですが最近駅えきねっとでフィッシング詐欺が横行していて、QRコードさえあれば受け取りができてしまったため、被害がもしかするとあったのかもしれませんね。

今後はえきねっとで申し込んではいけないとなるかも

あくまで想定ですが、今後旅行界隈では「東海道新幹線のきっぷをえきねっとをクレジットカードを申し込んではいけない」というのが常識になっていくのではないでしょうか?

よく考えていただきたいのですが、えきねっとを利用している方の中にはビューカードを使っている方も多いと思います。

しかしながらポイント還元率が高いのはあくまでJR東日本で利用した場合のみとなり、それ以外の会社の窓口で購入する場合は普段の買い物をする際には使わないということで「家にカードが眠っている場合」も多いのではないでしょうか?

その場合に起きてくる問題点として、クレジットカードを持っていないので、受け取りができず切符を払い戻すことや繁忙期に予約していた指定席券を「放流する」などの事態が発生すると思われ、今後はえきねっとでは申し込まずにEX予約などを使用し、乗車券は予約せずに別途券売機で買う方がいいのかもしれません。

いずれにしても今後退化してしまうえきねっとについては利用には気を付けたいところです。

ちなみに北陸新幹線や東北新幹線などのJR東日本管内のきっぷについては影響はないですし、今のところクレジットカードが必須になる予定もなさそうです。

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