今回は湘南新宿ラインのトイレは何号車にあるのか?列車によって違うのかについて解説していきたいと思います。
湘南新宿ラインのトイレは普通車とグリーン車の2種類に分かれる
湘南新宿ラインの列車についての基本的な知識について解説していきます。
湘南新宿ラインの列車は10両編成・15両編成の列車が運転されています。
また、車両については2種類運転されており、E231系1000番台(近郊型)とE233系3000番台が運転されています。
車両の種類が違うと、トイレの場所も異なるので、トイレ事情についてそれぞれ見ていきましょう。
湘南新宿ラインには快速・特別快速の電車も運転されていますが、設備に差はありませんので、そこは安心していただければと思います。
湘南新宿ラインE231系1000番台のトイレの位置は?どこ?
一般の人からすると「E231系?鉄オタじゃないし難しいよ」と思われている方も多いかもしれません。
そこで写真を持ってきましたので、「見た目がこんな感じ」というのだけイメージしていただければと思っています。
先頭車両を見れば、トイレの場所がおおよそ分かる場合があります。(前10両と後ろ5両が形式が違うことがあるので注意が必要です。)
号車 | トイレの種類(和式・洋式) |
1号車 | 洋式(車いす対応) |
5号車 | 洋式(車いす非対応・グリーン車) |
6号車 | ※和式または洋式、まれに存在しない場合も (車いす非対応) |
11号車 | 洋式(車いす対応) |
設備としては車いす対応・車いす非対応、それと洋式トイレと和式トイレの違いがあることがお分かりいただけるのではないでしょうか?
一体なぜ、同じE231系なのにトイレの場所が違うの?
これは完全に鉄道ファン向けの内容になりますが、どうしてトイレの場所が異なっているのか気になっている方も多いのではないでしょうか?
理由としては2つあります。
まずは6号車のトイレが和式・洋式・そもそもないという3パターンに分かれている理由についてです。
6号車のトイレが和式になっているのは、小山車両センター所属の車両です。元々宇都宮線で走っていた車両のうち、最初に製造されたグループ。いわゆる宮ヤマ初期車。
ただ、利用者からの不満もあったのか、JR東日本はその後製造された車両とそのほかの線区(高崎線など)に投入されたE231系については「洋式トイレ」を採用していて、この関係でトイレが「和式」「洋式」に分かれる結果となりました。
もう一つはそもそもトイレが存在しない車両です。これは元々東海道線に投入され国府津車両センター所属の車両には6号車トイレがなく、優先席となっている車両があるので注意が必要です。
ただ、今は湘南新宿ライン・上野東京ラインの開業によって、その区別が薄れてしまっているのが現状です。
湘南新宿ラインE233系3000番台のトイレの位置は?どこ?
湘南新宿ラインにはもう一つの車両があります。それはE233系3000番台です。
この車両の方が先ほど説明したE231系車両よりは新しく、乗り心地や座り心地も改善されている車両です。(2015年3月のダイヤ改正から走り始めた車両です。)
そんなE233系3000番台ですが、こちらは先ほどのE231系とはトイレの場所が若干異なります。どこにあるのか見ていきましょう。
号車 | トイレ(和式・洋式) |
1号車 | 洋式(車いす対応) |
5号車 | 洋式(車いす非対応) |
6号車 | 洋式(まれにトイレなし) |
10号車 | 洋式 |
11号車 | 洋式(車いす対応) |
先ほどのE231系車両とは異なり、すべてのトイレが洋式になっているのが特徴です。
ただし、6号車のトイレは1編成だけトイレなしとなっているので注意が必要です。
ほとんどの場合は6号車にトイレが設置されていると思っていただいて差し支えないと思います。
まとめ
湘南新宿ラインのトイレについて解説してきましたがいかがだったでしょうか?
内容について改めてまとめると、
- 湘南新宿ラインには10両編成と15両編成の列車が運転されている
- 車両の種類にはE231系とE233系がある
- 見た目が違うとトイレの場所も異なる
- トイレの場所は6号車には注意、和式・洋式・トイレなしの3種類が存在する
- グリーン車は5号車にトイレがある