ANAは2026年5月19日から、新運賃での運賃改定が行われることはすでにご存じかと思います。

しかしながら一部日程ですでに「株主優待運賃が使用不可」となる改悪(?)が行われていますので、それについて今回は記事にしました。

※情報は執筆時点ですので、実際に予約する際には運賃などをご自身の責任でご確認・予約ください。

ANAは運賃改定の本丸はダイナミックプライシング 一部運賃で大幅な値上げも

今回2026年の運賃改定の本丸はダイナミックプライシングだと推測されます。需要変動型で、需要がなければお得に旅行でき、逆に繁忙期やお盆・年末年始は今後高くなると予測されます。

JALの運賃改定に追従した形となっています。

その一方で大幅な値上げも実施されており、変更可能のフレックス運賃は据え置きですが、株主優待運賃では値上げが確認されており、羽田から那覇は約4000円程度の値上げとなります。

株主優待運賃値上げで、ANA株優の価格が下がる?金券ショップに影響?

今回の株主優待運賃値上げで、利用者は株主優待運賃ではなく、早割のように航空会社の公式サイトで予約する人が増えているものと思われます。

ANAも東証スタンダード市場の大手旅行会社などが、株主優待券を実質的に仕入れ値の10倍程度で顧客に売りつけ、ANAは株主優待運賃で利益を削られているのにもかかわらず、格安航空券の会社はANAの株主優待券に約7000円(おそらく仕入れ値は700円以下)の値をつけていることからここにもメスが入ると思われます。

さらに今回の運賃改定で、大手旅行会社と金券ショップに大きな打撃となったのは「株主優待券が使用不可(利用不可)」となる日程が新規で登場したということです。

これについて詳しく説明していきます。また、具体的な区間についても執筆時点の情報を掲載します。

公式に情報が出ているわけではありませんが、実際の予約画面で利用不可となっています。

ANA優位の路線、旅行で便利な時間帯で株主優待券利用不可の日程が誕生

ANA運賃改定で株主優待券運賃が利用不可に

今回特定の日程や時間帯でANAの株主優待が利用不可となっている日程があります。

また、さらに全体的にファーストクラス(新運賃ではプレミアムクラスから名称変更)では、株主優待運賃がほぼ1年前で予約照会をしているにも関わらず、株主優待運賃が利用不可となっていて、「設定なし」ということなのかもしれません。

公式に何日と書かれているわけではなく、「ANAの鶴の一声?」で突如として株主優待運賃が設定されないということになります。(ANAは鶴ではないですが・・・)

株主優待運賃を設定するかどうかは、今後ANAのさじ加減でいつでも使用不可にすることができる。ということかもしれません。

ちなみに写真に写っているのは羽田から石垣便です。

この路線はJALが時間帯が悪く、早朝便は早すぎ、午後便は石垣のフェリーターミナルの最終便に間に合わない離島が多いため、ANA一択の路線といえます。

このようにANAが競合していない路線については利用不可となっていて、特に石垣便については露骨な感じがします。

今後は繁忙期(お盆・年末年始)で利用不可の可能性も 普通席はどうなる?

現時点で6月の予約状況しか見れませんが、今後お盆や年末年始で株主優待券の利用不可が出てくる可能性があるほか、普通席についても可能性は低いものの、株主優待運賃が使えない場合もあるかもしれません。

残念なことに主要幹線でもファーストクラスで株主優待券が利用不可となっている路線も存在します。

時間帯が限定されていますが、例えば特定曜日の羽田から沖縄10時25分の便でファーストクラスで株主優待券が使用不可となっていることが確認できました。

これは利用率が高いからなのかもしれません。

ちなみに沖縄以外でも株主優待運賃利用不可という表示が出ている路線もあります。

詳しくはこちらのANAの新運賃に関する動画をご覧ください。(石垣、那覇以外で株主優待券が使えない路線も掲載があります。)

まとめ

ANAの運賃改定で、今までよりも賢い買い方をすることが求められることになります。

株主優待運賃の標準の運賃が羽田から沖縄のファーストクラスで片道約4000円の値上げとなっており、往復で約8000円値上げとなっています。

一方で、SFCや長年ANAを愛用してきた人にとっては増収分で、ラウンジのサービスが上がったり、恩恵を受けられればいいのですが、国内線を維持するのが特に地方路線で難しいという声もあるため、今後の動向に注目されます。

2025年中にSFC修行をしておきたい人はしたほうがいいかも…

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