今回は愛知県から古くから存在するナンバープレートである、「三河ナンバー」について解説していきたいと思います。
三河ナンバーはどこにあるのか?何県なのか?管轄地域は?やばい?ダサい?といった疑問について解決していきます。
三河ナンバーとは?何県?管轄・エリア・陸運局は?
そもそも三河ナンバーとはどこのナンバーなのでしょうか?
結論から言うと、三河(みかわ)ナンバーは愛知県のナンバーです。
管轄地域・エリアは碧南市、刈谷市、安城市、西尾市、知立市、高浜市、みよし市となっています。
陸運局は中部運輸局愛知運輸支局 西三河自動車検査登録事務所(三河陸運局:豊田市)となっています。
〒473-0917愛知県豊田市若林西町西葉山46に所在しています。
伊勢湾岸自動車道豊田南インター、国道419号線が便利です。
ご当地ナンバー制度で派生した「岡崎」「豊田」 「豊橋」は分割して誕生
元々三河ナンバーだった地域もありましたが、1988年10月24日、豊橋ナンバーが三河ナンバーから分割し誕生します。このため、豊橋市、豊川市、蒲郡市、新城市、田原市、北設楽郡の管轄は豊橋ナンバーに変更となり、陸運局は中部運輸局愛知運輸支局 豊橋自動車検査登録事務所(豊橋市)が誕生します。
そしてご当地ナンバー制度が誕生し、2006年10月10日、三河ナンバーから、岡崎ナンバー、豊橋ナンバーがそれぞれ独立します。
このため、岡崎市と額田郡、豊田市がそれぞれナンバーとしては独立しました。
しかしながらこの二つのナンバーは陸運局を新設しなくてもよい「ご当地ナンバー制度」を利用して誕生したため、現在も岡崎ナンバー、豊橋ナンバーの陸運局は三河ナンバーと同じ、中部運輸局愛知運輸支局 西三河自動車検査登録事務所(三河陸運局:豊田市)となっています。
元々は名古屋ナンバーだった
実は三河ナンバーは元々名古屋ナンバーでした。
名古屋ナンバーから分割されたのは1965年3月1日のことです。
元々名古屋ナンバーは「愛」となっていましたが、愛→名古屋になるタイミングで、名古屋ナンバーから分割された形となっています。
三河ナンバーはやばい?怖い?運転マナーが悪いというイメージも
三河ナンバーの方には残念なお知らせなのですが、三河ナンバーはヤバい・怖いと思われていることも少なくないようです。
これは三河ナンバーだけの問題ではなく、恐らく愛知県全体の運転マナーの悪さが原因でしょう。
愛知県の運転マナーの悪さと言えばやっぱり「名古屋走り」が有名です。
「名古屋走り」とは、「信号無視」「速度超過」「ウィンカーなしの車線変更」「車線またぎ」「右折フェイント」「右折中の追い越し」「歩行者軽視」「しゃちほこ停め」「車間距離が短い」など、運転マナーの悪さや道路交通法を違反している行為がよく見られることから名古屋走りと呼ばれているようです。
※しゃちほこ停めとは、名古屋城のしゃちほこのように、車を斜めに停めるマナー違反のことを言います。
このイメージのせいで、三河ナンバーのみならず、名古屋ナンバー、尾張小牧ナンバー、一宮ナンバー、春日井ナンバーなどの愛知県ナンバー全体がヤバいと他県の方には思われることも少ないようです。
さらに笑えないのが、交通死亡者数が過去には16年連続でワースト1位となってしまっていた時期もあったということです。
運転マナーが改善されるといいですね。
三河ナンバーはダサい?
三河ナンバーはダサいという意見も残念ながら散見されるようです。
こう思われてしまうのには理由があります。
ご当地ナンバーから2つのナンバーが分割されたということです。
分割されたのは先述の通り、豊橋ナンバー、岡崎ナンバーとなっており、これらが「三河ナンバーはダサいから」分割したという説もあるようです。
また、「日本で一番ダサいナンバープレートの地名」のスレッドでは三河ナンバーの名前が出るなど、少なからず、三河ナンバーはダサいというイメージもあるようです。
まとめ
ここまで三河ナンバーについて紹介してきましたが、まとめると
- 三河ナンバーは愛知県のナンバー
- 陸運局は中部運輸局愛知運輸支局 西三河自動車検査登録事務所
- 管轄地域は碧南市、刈谷市、安城市、西尾市、知立市、高浜市、みよし市
- 元々は名古屋ナンバーの地域だった
- 2006年に岡崎ナンバーと豊橋ナンバーがご当地ナンバーとして分割
- 三河ナンバーには残念ながらヤバい、怖い、ダサいというイメージも