富山地方鉄道は、富山県にある日本の鉄道で、県内の多くの都市を結んでいます。1930年に富山電気鉄道として開業し、富山県内の移動に便利で安価な鉄道として、多くの人に利用されてきました。
しかし、最近では、高額な運賃設定や特急列車の廃止、全体的な速度の遅さなどが問題視されています。今回は、これらの問題を検証し、富山地方鉄道に代わる選択肢を探ってみようと思います。

富山地方鉄道とは?

富山地方鉄道

富山地方鉄道は、富山県内の都市に乗り入れています。また、黒部峡谷、立山アルペンルートにも通じており、新穂高、立山、信濃大町などの人気観光地へもアクセス可能です。運営は富山地方鉄道株式会社となっています。
路線は本線・立山線、不二越・上滝線、富山港線などの鉄軌道にに分かれています。

富山地方鉄道の高額運賃について

富山地方鉄道は、運賃が高いことが問題視されています。例えば、基本運賃は短距離(9.8km)でも530円で、JR東日本やJR西日本など他の鉄道会社の運賃と比べてもかなり高いです。(参考:あいの風とやま鉄道富山~水橋:280円:11.5km)
このため、富山地方鉄道を利用する価値を疑問視する声もあるのではないでしょうか。

富山地方鉄道は遅いのか?

富山地方鉄道 イメージ

富山地方鉄道のもう一つの問題は、全体的な速度です。平均時速は約30km/hで、この地域の他の鉄道と比べるとかなり遅いです。

このため、他の鉄道に比べて所要時間が長くなってしまいます。これは、早く目的地に着きたい乗客にとって、大きな不便を強いることになります。

参考までに富山から宇奈月温泉駅までの所要時間を比較すると次の通り
・あいの風とやま鉄道ー富山地方鉄道ルート(魚津乗り換え)・・・1時間26分、1600円
・富山地方鉄道ルート・・・・1時間47分、1880円
・北陸新幹線ー富山地方鉄道ルート(新黒部乗り換え)・・・50分、2110円

富山地方鉄道でSuicaは使える?

SuicaはJR東日本の交通系ICカードで、東京にお住まいの方がよく利用されるカードです。しかし、富山地方鉄道ではSuicaを利用することができません。
現金のみとなるので支払いには注意しましょう。

使えるICカードは「えこまいか」という独自のICカードのみとなっています。

特急列車の廃止に伴う影響について

富山地方鉄道では、特急列車を最近廃止しました。これにより、乗り換えなしというサービスがあったのにも関わらず、富山~宇奈月温泉駅間の所要時間が30分拡大したため、ほとんどの人はあいの風とやま鉄道経由か北陸新幹線経由を利用している人が多いと思います。

ちなみに特急廃止前は特急うなづきで約1時間10分で運転されおり、新幹線に対抗できないわけではなかったはずです。

富山地方鉄道は特急廃止理由について財政的・利用客の減少が理由だとしています。

富山~宇奈月温泉までの代替手段は?

富山~宇奈月温泉では在来線を利用してはいけないでしょう。理由はコストパフォーマンスが悪いということです。

富山地方鉄道の運賃が通常よりかなり割高のため、あいの風とやま鉄道乗り継ぎでも新魚津~宇奈月温泉間で940円かかります。(1時間26分23.1km)

そのため、最安でも在来線1600円ですが、510円追加すれば北陸新幹線に乗車することができ、最速で約50分で到着するため、510円で約30分の時間を買うという意味では新幹線の方が楽で快適に移動できます。

ちなみに富山から黒部宇奈月温泉駅までの所要時間は約10分なので、かなり精神的に楽に感じるでしょう。

まとめ

ここまでの富山地方鉄道の話題について考察してきましたがいかがだったでしょうか?

まとめると、

  • 富山地方鉄道は高い
  • 富山地方鉄道は平均速度が遅い
  • 運賃が高いので北陸新幹線乗った方がコスパがいい
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