今回は大手旅行予約サイト「Agoda(アゴダ)」について解説していきたいと思います。

今回のテーマはAgodaはやばいのか、キャンセル料はどうなっているのか、なぜ安いのかについて解説していきたいと思います。

また、お得な予約方法についても裏技として紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。

Agodaはやばい?キャンセル料や高い予約をして損をしないように注意が必要

ホテルイメージ画像

まず、Agodaについてですが、2023年7月現在バナナマンの日村さんが出演するCMなどが流されており、日本企業だと思われている方もいるかもしれませんが、シンガポールに本社を置く会社となっています。

それゆえ、予約システムなどでの大部分では日本円で表記されている一方で、予約するともらえる「アゴダコイン」や「キャッシュバック特典」での金額表示でUSD(アメリカドル)が使用されているなど、外国っぽいところもあります。

Agodaのサービス全体の話としてやばいという評判について本当かどうかについて検証していきたいと思います。

Agodaの料金表示がやばい 安く見えるけど高い時もあるので注意が必要

Agodaのやばい点その①は料金表示がやばいことです。楽天トラベルなどで使い慣れた方にとっては「こんなに安くなるのか!」と両手を広げて喜びそうですが、騙されてはいけません。

料金表示は「本来の定価から大幅に安くしている」という見せかけの表示が多いからです。この点はAgodaで予約するときには注意した方がよさそうです。

実際の例をあげましょう。ある宿泊施設の公式サイトで売られている定価は7750円です。ですが、Agodaで割引前の定価は約1万6800円でした。通常だとこの料金は公式サイトも売らないかなり高い値段が表示されています。

少しめんどくさいですが対策としては、公式サイトでいったん相場を確認したうえで、実際の料金を確認しやすくなっているかどうかについて確認した方がいいでしょう。

とはいえ、実際には定価より1000円~500円程度安くなっていることも多いので、Agodaで経由で予約する価値があるときがあります。多くの場合は定価より安いか、同額(後述のキャッシュバック付き特典の料金)で予約するケースが多いです。

ただ、ごくまれに高い料金が表示される可能性があるので、そこは注意した方がよさそうです。

一部ホテルでは禁煙なのに喫煙ルームの消臭対応だったホテルも

過去に一度だけあったのですが、禁煙だと思っていたのに喫煙ルームだったことが一度あります。

こちらの確認不足もあったのですが、「喫煙可」と書いてあるときは注意が必要です。

フロントで「喫煙ルームでご用意しています」と言われて唖然としましたが、後で「消臭対応を行っています」と言われました。

確かに喫煙ルームということは気にはならなかったですし、公式サイトより安く予約できたのでよかったのですが、気になる人には気になりますし、病気がある方は特に注意した方がいいでしょう。

絶対に公式サイトの方が安いホテルも

いくつか公式サイトの方が絶対に安いホテルもあります。一つはアパホテルなど「ベストレート保証」があるホテルの場合です。

この場合は公式サイトよりも安く売られている場合もあります。

あとは会員制度があるホテル、例えばマリオット系ホテルなどは公式サイトで予約した方が安い場合があるほか(ベストレート制度)、公式サイトで予約しないと会員特典(レイトチェックアウト・朝食無料・部屋のアップグレード)を使えないというルールがあり、そういったホテルはAgodaで予約しない方がいいでしょう。

あまり知られていない「ベストプライス保証」

公式サイトよりも高く予約してしまった、他のサイトの方が安かったなんてこともあるのではないでしょうか?

そんな時は「ベストプライス保証」を利用しましょう。

「ベストプライス保証」とは、他の旅行サイトよりも予約した価格が安かった場合に同設備、同特典などの条件を満たしたうえで前日の23時59分までに申請した場合に適用される保証のことを言います。

ただし、楽天トラベルのクーポン適用などでは割引にならないことがあるので注意が必要です。また、タイムセールなどで安かった場合にAgodaの担当者が確認するときにはタイムセールが終了になっていて確認できない、満室になって確認できない場合は対象外です。

キャンセル料や天候不良で旅行中止になった時がやばい

次はキャンセル料についてです。突然個人的な事情や旅行を計画していた時の天候不良などで、予約していた宿のキャンセルをしなくてはならないときがあるでしょう。

この場合、Agoda経由で予約する場合と宿泊施設にダイレクトに予約する場合で差が出てしまうこともあるので注意が必要です。

私が体験した事例ですと、2日前に天候が怪しくなり旅行中止を検討したことがあります。その際にホテルに直接問い合わせたところ「天候不良によるキャンセルでも、本日中(宿泊の2日前)にキャンセルしないと、キャンセル料がかかります」との回答を受けました。

Agodaで予約した宿泊施設とは別に、実際に予定変更となり、目的地にたどり着けなかった宿泊施設は「天候不良でのキャンセル」を申し出たところ、翌日宿泊にも関わらず、キャンセル料無料でキャンセルしていただいたことがあります。(少し高めのホテルとかだと当日キャンセルでも手数料無料でキャンセルしていただいたことがありました。)

しかしながら、Agodaの場合はほかの方の事例を見ると「現地支払いはキャンセル料なし」「支払い済み予約はキャンセル料100%で返金なし」だったという方も居られるようです。

個人的な事情だと、おそらくキャンセル料がかかる可能性があり、天候不良であっても、「キャンセル申請」という申請をして宿泊施設からの回答を待つ必要があるようです。(おそらく宿泊施設に電話だとキャンセルはしてくれないと思われます。)

このように、キャンセルをする際には宿泊施設に直接予約した方が、有利に働くケースが多いです。天候が怪しい時にはAgodaから予約する際には注意した方がよさそうです。

【定価の半額以下でやばい】Agodaが激安な宿泊施設もある

これは実際に予約した事例ですが、Agodaから予約した場合に定価の半額で予約できたことがあります。

しかも、新築のホテルでツインルームの1人使用です。部屋に入った瞬間「この広さでこの料金でいいのか」と感じました。

今回宿泊したホテルは札幌市内で地下鉄で2駅ほど離れたところで、徒歩だと20分程度かかるようなホテルだったのですが、公式サイトで予約すると2万円かかるホテルだったのですが、約5700円で泊まれてしまいました。

約1/4の値段で泊まれてしまったわけですね。これはAgodaを利用してよかったと感じました。

ただ、今回の格安だった部屋はたまたまだったようで、翌日は約9000円に値上がりしていました。それでも定価の半額ですから、Agodaを利用した方がいいこともあります。

確かに、先述のデメリットもありますが、中には激安で泊まれるホテルもあるということです。

宿泊後に宿泊施設から「公式サイトが安いです」というメッセージが来ましたが、Agodaの方が安かったので今後も公式サイトではなく、Agodaが一番安ければ使うでしょう。

Agodaはなぜ安いのか?

それにしてもAgodaはなぜ他社よりも安い宿泊料金を提供できるのでしょうか?

アゴダでは「マーチャントモデル」というビジネスモデルが採用されています。

「マーチャントモデル」は、商品を提供するためのビジネスモデルの一つであり、仲介業者や販売代理店を介さずに、直接商品を販売することを特徴としています。このモデルでは、企業が自社の商品を直接販売することで、価格や在庫管理などを自社で行うことができます。

つまり、Agoda自身がホテルの在庫(空室)を直接仕入れることで安く提供しているということになります。

また、このようなコストを抑え、低額のプランを販売する戦略をとることによって「Agodaは安いから次からは楽天トラベルではなくてAgodaを利用しよう」ということになり、将来的にAgodaの利用が増えるということにもつながります。

このようにして、Agodaは安い料金プランを提供することができているということになります。

Agodaが安くなる3つの理由

Agodaが安くなる理由についてほかにも3つ理由がありますのでご紹介します。

Agodaが安くなる3つの理由としては、「クーポン」「キャッシュバック特典」「アゴダコイン」があります。

「クーポン」とはAgodaが配布するクーポンのことで、6%オフクーポンやもっと高い割引率のクーポンが配布されることがあります。

「キャッシュバック特典」とは、通常価格か少し安い料金での予約となりますが、後でキャッシュバックされるというサービスです。ただし注意点として、チェックアウトしてから2カ月後に受け取れるという点があります。そのため、キャッシュバックの申請漏れをしてしまうと、定価で予約したことになってしまいアゴダで予約した意味がなくなってしまいます。

申請期限は申請できるようになってから120日以内となっているので、その間に申請しましょう。

Agodaをお得に利用する方法

ここまでAgodaについて良い点と悪い点について紹介してきましたが、どうしたらお得に利用することができるのかについて具体的な方法を紹介していきます。

まず、公式サイト(アプリ)から予約する場合には、地域を選択し、「並び替え」→「料金が安い順」を選択します。

ただし、まれに質が悪いホテルも含まれていることがあるので、「グーグルマップ」で宿泊施設の名前を検索して評判を調べます。悪い評判も多少あると思いますが、許容できる範囲の評判であれば予約しましょう。

また、60分以内に予約すると使える10%オフクーポンも時期によってはアプリ上に表示されることもあります。

クーポンなども効率的に利用してみるといいでしょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。ここまでAgodaについて紹介してきたのですが、お役に立てましたでしょうか?

良ければTwitterなどSNSやご友人などに教えていただけたら幸いです。

ここまでの内容をまとめると

・Agodaの料金表示はやや大げさなことに注意

・ホテルの公式サイトより安いか確認

・ほかのサイトが高かったら「ベストプライス保証」を利用しよう

・アパホテルやマリオット系など会員制度があるホテルは公式サイトが安い可能性も

・天候が予定が不安な時はキャンセル料が無料にならない場合もあるので、公式サイトで予約した方がいいかも

・定価の半額以下で販売されているホテルもある。(実際に1/4の料金で泊まれたことがある)

・Agodaはコストを抑えているので安い料金提供ができている

・クーポンやキャッシュバックを使うともっとお得

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