2023年4月に引退するキハ183形特急オホーツク号。ラストランの裏で悪質な転売が行われていることをご存じでしょうか?
今回はそれについて取り上げていきたいと思います。
ラストランとなるキハ183形特急オホーツク
キハ183形は車両老朽化のために2023年4月10日の特急オホーツクの運転をもってラストランとなります。
その裏で繰り広げられているのが高額転売です。
18万円で落札された特急オホーツクのグリーン券
こちらは実際に落札されていた時の画面です。
おそらく画面の内容から9日の運転と10日の運転で普通席の並びが2枚ずつの合計4枚。
金額は3170円×4=12680円となっており、これが定価の額となります。
しかしながら、実際には18万3000円で落札されており、「転売ヤー」は17万円の利益を手にしたことになります。
そのほか、現在でも3万円台で転売されるラストラン
現在、特急オホーツクのヤフオクでの転売状況ですが、普通車で3万円台、グリーン車で45000円で取引されています。
いずれも定価の10倍以上で取引されており、また出品者の中には特急とき号や特急ニセコ号など常習的に転売を行っている出品者も確認されています。
JR北海道としてもこの事態は放置しておくのか何かしらの対処がされるのか今後注目されます。
それにしても、ラストランが転売ヤーの餌食になっている光景は、なんとも歯切れの悪いラストランとなりそうです。