2024年3月16日に北陸新幹線敦賀延伸開業が行われるのに伴い、大阪~和倉温泉間が大幅な値上げになることが明らかになりました。
これによって和倉温泉の観光需要に大きく影響を与える可能性があります。
和倉温泉が北陸新幹線延伸開業で失うものとは?
2023年現在大阪~和倉温泉間は特急「サンダーバード」が大阪発が1日1往復、金沢~和倉温泉間特急「能登かがり火」が4往復走っています。
しかしながら、北陸新幹線敦賀延伸開業で、大阪駅からサンダーバードが和倉温泉に直通がなくなるため大阪駅の行先表示から「和倉温泉」の名前が消えるほか、これまで乗り換え1回ないし、2回で行けたものが、3回乗り換えないといけなくなる点については大きなデメリットでしょう。
それ以上にデメリットなのは約2倍の値段になる大幅値上げです。
和倉温泉に襲い掛かる約2倍・50%の値上げ
全体の運賃・料金についてはまだ北陸新幹線分しか発表されていません。
しかし、現在大阪~和倉温泉間の特急料金は通常期指定席で3370円となっていますが、北陸新幹線延伸開業で約6000円へ値上げされると推定されています。
実に約2倍・50%の値上げとなります。
これにはネット上でも「ひどい値上げだ」という声や驚きの声も多数出ています。
金沢駅の乗り継ぎ割引も廃止
これまで新幹線と和倉温泉との特急列車には「乗り継ぎ割引」がありましたが、これも新幹線開業と同時に廃止となり、金沢駅での乗り継ぎ割引が廃止されることになります。
このため、今回のような割高な特急料金が適用されているというわけです。
和倉温泉に救済はあるのか?
今のところ和倉温泉への救済措置は発表されていません。
しかし、これまでのJR西日本の対応を見ている限り、「一部の会員には」優遇措置があるかもしれないです。
つまり、窓口で買う人やJR西日本のお得なきっぷをよく知らない人は2倍値上げとなるが、「ネットで自分で調べてお得な切符を買える人」は救済措置で安く買える可能性があるかもしれないということです。
和倉温泉の方も、救済措置的なきっぷが出たらそちらを利用するように強く勧め、浮いた分の交通費をお土産代などに使ってもらった方がいいかもしれません。
今後、JR西日本はお得なきっぷを発売するとしており、今後の対応に注目が集まります。