今回はJR東海道新幹線「こだま」に激安で乗ることができる「ぷらっとこだま」ですが、激安の裏には罠があることをご存じでしょうか?今回はぷらっとこだまで気を付けるべき「乗り遅れた場合」について解説していきます。

ぷらっとこだまとは?

JR東海ツアーズ
JR東海ツアーズより

そもそも「ぷらっとこだま」とは何でしょうか?ぷらっとこだまとはJR東海ツアーズが発売している旅行商品で「こだま」号限定で激安で乗車できてしまう旅行商品です。

普段より時間がかかり、移動が少し疲れやすくなる代わりに激安で乗車できてしまう旅行商品となっています。

ただし、この旅行商品には「きっぷ」と取り扱いが異なり「罠」が存在することをご存じでしょうか?

それは乗車予定の列車を乗り遅れてしまったことです。乗り遅れてしまったらどうなるのでしょうか?

乗り遅れてしまったら、無効・買いなおし!お金がないと旅行が詰む

ぷらっとこだまを利用したい人の中で、寝坊をしてしまう人は要注意です。なんと乗り遅れてしまった場合は「無効・買いなおし」となってしまいます。

つまり、1万円程度ぷらっとこだま購入のために払ったのに、ただの紙切れになってしまうというわけです。

ぷらっとこだまを発売しているJR東海ツアーズにはこう書かれています。

こだま号は乗遅れ不可、途中乗降不可などの制約があります。

https://www.jrtours.co.jp/kodama

このように乗り遅れてしまったら(または指定列車以外に乗車した場合)紙切れになってしまうということが明記されています。つまり、旅行を継続する際には改めてきっぷを買いなおすことになり、下手すると往復分のお金が片道で消えてしまうことにもなってしまいます。

乗り遅れてしまったら無効・買いなおしとなってしまうケースとは一体どのような場合でしょうか?

乗り遅れてしまったら無効・買いなおしとなるケース・対処法

結論、対処法は東海道新幹線の切符を買いなおす以外ありません。乗り遅れてしまった場合の救済措置はないので注意が必要です。

乗り遅れになってしまったら無効・買いなおしになるケースは次の通りです。

  • 朝寝坊してしまった場合
  • 途中で車などの交通事故にあってしまった場合
  • 京急・都営地下鉄・東京メトロなどの私鉄線で遅延・運転見合わせ
  • その他、バスなどの交通機関が乱れた場合
  • 自宅から駅までのバスが遅延した場合
  • 出発駅で道に迷ったなどして乗り遅れてしまった場合

これらはぷらっとこだまに乗車することができず、後続のこだま号にも乗車することができません。

安い裏には「罠」があるということには気を付けておきましょう。

しかし、乗り遅れてしまったとしても例外がある場合があります。

【例外】ぷらっとこだまに乗り遅れても大丈夫な場合

例外がごく一部存在し、それは乗車駅までの「JR線が遅延した場合」です。

ただし、条件がありJR線が遅延した場合には「遅延証明書」が必要です。

遅延証明書とはその名の通り、遅延を証明するもので、本来の到着予定時刻から何分遅れたかを証明するものです。

ここで注意点ですが、大幅に遅れた場合には「遅延証明書が入った箱」が窓口に置かれていて「何分遅れた」というのが記載されていない証明書もあります。しかし、JR東海ツアーズの公式発表によると「遅延したことを証明する遅延証明書」が必要と書かれており、5分遅れから発行してもらえるため、必ず「何分遅れた」ということは

その後の対処方法について説明します。

例えば東京駅から乗車の場合はJR東日本の窓口で遅延証明書を受け取り、それを速やかにJR東海駅窓口またはJR東海ツアーズの窓口に提出すると対応してもらえます。

JR遅延で乗り遅れてしまった場合はどうなる?その後の対応は?

どのような取り扱いになるかは時と場合によりますが、恐らく後続のこだま号に乗車できるような取り扱いになると思われます。明記されていないのは状況によっては他の列車を案内せざるを得ない時もあるからだと思われます。

確かに不可抗力による遅延のため遅れた分を取り戻したい・払い戻してほしいという気持ちは分かりますが、「こだま」限定の格安きっぷのため、後続のこだま号に案内になってしまうのは仕方ないでしょう。

まとめ

JR東海ツアーズ発売の「ぷらっとこだま」乗り遅れについてまとめると

  • ぷらっとこだまとはこだま号限定で激安で乗れる旅行商品
  • 遅延した場合は原則として無効・買いなおしとなる
  • ただし、JR線が遅延した場合には後続の列車に案内されるなどの対応が取られる?
  • 後続の列車に乗るためには駅窓口などへの申し出が必要のほか、遅延証明書が必要
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