今回は近鉄で運転されているアーバンライナー・ひのとりの違いや見分け方が分からないという方も多いのではないでしょうか?

そこで今回はアーバンライナーとひのとりの違いを調査していきたいと思います。

【名阪特急】アーバンライナーとひのとりの違いは?

そもそもアーバンライナー・ひのとりの違いについて分からない方も多いのではないでしょうか?

結論、アーバンライナーとひのとりには大きな違いがあります。それは座席のグレードと車両の登場時期です。

それについて解説していきましょう。

まずはひのとりから解説していきます。

近鉄80000系ひのとりとは?

ひのとり

ひのとりは近鉄80000系という車両で、2020年3月14日よりデビューした新型特急車両です。

この車両にはまるでJR東日本のグランクラスのような快適な座席となっているプレミアム車両。また、プレミアム車両からは前面展望も楽しめるため、大変人気の高い座席となっています。

ビジネス客が利用しやすいように大判のテーブルが用意されているレギュラー車両があります。

また、快適な座席の付加価値としてプレミアム車両で900円・レギュラー車両で200円の「ひのとり」特別車両料金が特急券・乗車券とは別に加算されます。

また、車内にはコーヒーマシンやロッカーなどの設備もついており、観光特急しまかぜと共通する快適性を兼ね備えた列車です。

名阪特急で停車駅の少ないパターンに入っている列車は「ひのとり」が一番多くなっています。

※停車駅の少ない名阪特急(名阪甲特急)はほとんどの時間帯で00分発車、30分発は停車駅が多い列車となっています。

またひのとりは大阪難波・大阪上本町・鶴橋・津・近鉄名古屋に停車します。一部列車は大和八木にも停車します。

見た目はひのとりの名にふさわしい、赤い車両が特徴です。

特徴についてまとめると

・2020年3月より運行を開始した近鉄で最も新しい特急

・プレミアム車両とレギュラー車両がある

・プレミアム車両では前面展望が楽しめる

・大阪難波・近鉄名古屋駅では00分発車の名阪特急に使われている

・コーヒーマシンやロッカーの設備などが充実している

・停車駅の少ない名阪特急では「ひのとり」が一番多い

・「ひのとり」をイメージした赤い車両

近鉄21000系アーバンライナーとは?

アーバンライナーplus

近鉄21000系アーバンライナーについて解説していきます。

アーバンライナーは1988年登場。ひのとり登場前は、名阪特急の主力特急列車として活躍していた車両です。しかし、ひのとりの登場によって名阪特急の主力車両の座をひのとりに明け渡しました。

これによってアーバンライナーは停車駅の比較的多い、名阪乙特急に充てられることが多いです。

そのため、大阪難波駅と近鉄名古屋駅の30分発の名阪特急はほとんどの時間帯でアーバンライナーで運転されています。

アーバンライナーnext

一方でひのとりと異なりロッカーやコーヒーマシンはありません。また、レギュラー車両・デラックス車両がありますが、レギュラー車両は特に特急料金などは必要ありません。ただし、テーブルは少し小さめなので大きいパソコンでの作業は厳しい方もいるかもしれません。デラックス車両は510円追加料金が必要です。

また、前面展望は座席からは楽しめず、運転席後ろの展望デッキに行くことで車窓を楽しむことができます。

またアーバンライナーで運転される列車の停車駅は大阪難波・大阪上本町・鶴橋・大和八木・名張・伊賀神戸・津・白子・近鉄四日市・桑名・近鉄名古屋に停車します。(一部列車は停車駅が異なります。)

見た目も白地に黄色い帯が入っているのも特徴です。また、同じアーバンライナーでもplusとnextがあります。

まとめると

・アーバンライナーは1988年登場

・ひのとり登場で名阪特急の停車駅の少ないタイプの列車からは撤退

・大阪難波・近鉄名古屋は30分発の列車として運転

・コーヒーマシン・ロッカー設備なし

・前面展望は座席から楽しめない(展望デッキに行く必要)

・レギュラー車両は特急券と乗車券のみで乗車可能

・デラックス車両は+510円

・白地にオレンジ色の帯が特徴。

・アーバンライナーにはplusとnextの2種類がある

まとめ

いかがでしたでしょうか?ひのとりとアーバンライナーの違いが分かったのではないでしょうか?

ぜひ近鉄を利用する時には駅を眺めてみてもいいかもしれませんね。

繰り返しになりますが、ひのとりは00分発、アーバンライナーは30分発と覚えておけばいいでしょう。

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