JR東日本はSuicaシステムの改良を行うと発表しました。

これにより従来のSuicaシステムとは違う利用方法となりそうです。

Suicaシステム改良で首都圏エリアと東北・新潟エリアで通しで利用が可能に

JR東日本はSuicaシステムを改良を行います。

現在JR東日本では首都圏エリアと東北エリア・新潟エリアと通しで利用ができなく、境界駅で清算が必要となっており、特に水上から越後湯沢間では車内検札が行われており、Suicaでの続けての利用ができないため車内で清算が行われる時があります。

ですが、今回の発表では将来的にSuicaで在来線でJR東日本全エリアへ利用することが可能となるようです。

今回の発表で鉄道界隈で懸念されていること・想定されていることについて話題になっていますので、それについて解説していきたいと思います。

JR東日本エリア全域で途中下車不可になる?(Suica利用時)

今回のSuicaエリア拡大で懸念されることについてですが、途中下車ができなくなってしまうのではないかという懸念点があります。

実際にJR東日本は「大都市近郊区間」と称していますが、実際の範囲が広げられた過去があり、長野県の松本まで「大都市近郊区間」としてしまい、途中下車を不可能にしたことがあります。

最悪の場合、青森や新潟も大都市近郊区間に入れられてしまう懸念もありそうですね。

今回の発表で、全エリアがJR東日本エリアとしてエリアの区分がなくなってしまうため、途中下車が今後不可能になってしまうという懸念点があります。

ただし、現状と同じように、新幹線を利用した場合は大都市近郊区間の適用外となるとされています。

そのため、もしかするときっぷで利用した場合は途中下車はできるかもしれません。

車内検札がなくなる?

先ほど説明した通りエリアの統合が行われるため、これまで検札が行われていた上越線の水上~越後湯沢や東北本線の一部区間での検札はなくなってしまうかもしれません。

これによって多少不正乗車のリスクは上がりそうですが、そこはJR東日本も対策をするのか、今後の対応が注目されそうです。

もしかすると、JR宇都宮線の例のように減車したうえで、ワンマン運転を進めていくきっかけにもなるかもしれませんね。

新幹線利用時の運賃分割がなくなり安くなる?

現在、新幹線をSuicaなどのチケットレスサービスで利用する場合は在来線の運賃と新幹線の運賃が分割されており、利用する区間によってはSuicaで利用するよりもきっぷで利用した方が安い場合が多いです。

こうした利便性を取ると損してしまうことが今後なくなっていくのではないでしょうか?

ただ、JR東日本管内に限られるため、東海道新幹線を利用した場合には適用されないでしょう。

まとめ

ここまでのJR東日本のSuicaエリア統合についての内容をまとめると

今後便利になる点としては

・Suicaエリア統合で面倒な清算がなくなる

・車内検札がなくなる?

・新幹線利用時に運賃分割がなくなり、きっぷと同額になる?

今後不便になる点としては

・途中下車ができなくなる可能性がある?

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