JR東海は東海道新幹線における喫煙ルームを全列車で廃止すると発表しました。
一体なぜ、廃止されるのでしょうか?
喫煙ルームの廃止の理由は?
現在東海道新幹線では3号車と10号車、15号車で喫煙ルームが設置されていますが、2024年春以降順次喫煙ルームを廃止していくということです。
喫煙ルーム廃止の理由についてJR東海は「近年の健康増進志向の高まりや喫煙率の低下を踏まえ、2024年春をもって車内の喫煙ルームをすべて廃止します。」とコメントしています。
廃止後の喫煙ルームは備蓄庫に活用
廃止後の喫煙ルームのスペースについてですが、非常用飲料水の配備を行うとしており、東海道新幹線が大雨などの災害時に長時間運転見合わせになった際でも飲用水を配布できるようにするということです。
喫煙をするビジネス客には痛手か
今回の喫煙ルームの廃止ですが、タバコが移動中に吸えるという理由で、飛行機ではなく新幹線を利用してきたビジネスマンの方も多かったのではないでしょうか。
そういった乗客にとってはかなり痛手となりそうです。
山陽新幹線・九州新幹線でも影響 「8両編成」のみずほ・さくらも喫煙ルーム廃止
今回の東海道新幹線喫煙ルームの廃止に伴い、山陽新幹線・九州新幹線利用客にも影響が出そうです。
東海道新幹線の一部列車は岡山・広島・博多など山陽新幹線へ乗り入れを行っています。
そのため、JR西日本で運転されているのぞみ・ひかりについても喫煙ルームが使えなくなります。
また、JR西日本・JR九州でも発表があり8両編成で運転されているみずほ・さくらでも喫煙ルームが廃止されることとなりました。廃止となるのは3号車・7号車の喫煙ルームです。
東海道新幹線と同様に非常用飲料水を配備する予定となっています。こちらも2024年春から随時となります。
山陽新幹線では駅の喫煙所「喫煙コーナー」も廃止
さらにJR西日本では駅の喫煙所を廃止すると発表しました。
こちらも2024年春に撤去されます。
配される喫煙コーナーのある駅は、新倉敷駅・新尾道駅・三原駅・東広島駅・新岩国駅・徳山駅・厚狭駅・新下関駅です。