今回は車のご当地ナンバーである「尾張小牧」はどこなのか、何県にあるのか、読み方はどう読むのかについて解説していきたいと思います。
尾張小牧とは?読み方は?4文字ナンバー
読み方は「尾張小牧」で「おわりこまき」と読みます。愛知県のナンバーとなっています。
”小牧”を使うナンバーには北海道の苫小牧(とまこまい)がありますが、まったく別の地域のナンバーとなっています。
北海道の人が尾張小牧ナンバーをみたら苫小牧と勘違いする方もいるようです。
尾張小牧市は実在する?どこ?
愛知県の尾張地方と小牧市を合わせて「尾張小牧」となっています。ちなみに尾張小牧市は実在しません。
どこ?と聞かれたら、愛知県の北の方ということに答えるのが無難かもしれません。
尾張小牧ナンバーの管轄地域は?
尾張小牧ナンバーの管轄地域は1979年に登録台数が急増していた名古屋ナンバーに代わる形で、尾張地域北部が尾張小牧ナンバーの範囲となっています。
対象となっている地域は次の通りです。
- 瀬戸市(せとし)
- 犬山市(いぬやまし)
- 江南市(こうなんし)
- 稲沢市(いなざわし)
- 尾張旭市(おわりあさひし)
- 清須市(きよすし)
- 北名古屋市(きたなごやし)
- 豊山町(とよやまちょう)
- 扶桑町(ふそうちょう)
- 大口町(おおぐちちょう)
かつて2006年まで一宮市、2014年まで春日井市も含まれていましたが、現在は「一宮ナンバー」「春日井ナンバー」に独立しています。
尾張小牧ナンバー誕生の経緯は?
尾張小牧ナンバーは長らく全国でも珍しい4文字ナンバーとなっていました。(現在は伊勢志摩ナンバーが登場しています。)
とにかく長いのが特徴で、一体なぜこんな長いナンバーになってしまったのでしょうか?
その理由は、先ほど説明した通り1979年に新設されたナンバーですが、当初は「小牧ナンバー」とする予定でした。
これは陸運局が小牧市にあったためにこの名前が付けられました。
しかし、これに反発したのは一宮市です。理由は「田舎臭くて付けられない」という事情。
これは国会でも取り上げられるほどの大論争に。
しかし、愛知県知事が妥協案として「尾張小牧」としたことで、問題が集結したという形です。
尾張小牧ナンバーについてご理解いただけましたでしょうか?お役に立てたら幸いです。
まとめ
尾張小牧ナンバーについてまとめると
- 尾張小牧ナンバーは1979年に誕生
- 当初は小牧ナンバーの予定だった
- しかし、一宮市が反発し尾張小牧ナンバーに
- 長い間尾張小牧ナンバーが4文字のナンバーとしては唯一だった
- 現在は伊勢志摩ナンバーも誕生している