上野東京ライン・湘南新宿ラインの開業で、現在では少なくなった上野始発の列車。今回は高崎線と宇都宮線の始発列車について見ていきたいと思います。

楽に座れるのかどうか検証してみました。

そもそも上野始発とは?

上野駅

そもそも上野始発の列車とは何でしょうか?上野東京ラインが開業するまでは高崎線・宇都宮線の多くの列車が、ここ上野駅を始発として運転されていました。

しかし、上野東京ラインが開業したことで、高崎線・宇都宮線は東海道線との直通運転を開始。そのため、上野駅は始発駅としての役割が大きく失われることになりました。

しかしながら、現在も本数が少ないながら上野始発の列車が運転されています。宇都宮線・高崎線の電車についてそれぞれ見ていきましょう。

宇都宮線の上野始発の列車は普通列車・快速ラビット号 時間帯は?

まず、宇都宮線の始発列車についてです。

早朝5時~6時まで上野始発の宇都宮行きが運転されています。これは早朝のため上野東京ラインが直通運転をしていない時間帯ということが挙げられます。

その後、夕方ラッシュ時までは上野始発がなく、17時~23時までの間、毎時2本程度上野始発の列車が運転されています。「宇都宮」「小金井」の行先で運転されています。かつては古河行きの列車もありましたが、現在は上野始発では運転されていません。

また、夕方18時からは快速ラビット号の運転が始まりこの列車のうち、夕方から夜にかけて運転されている列車はすべて上野始発で運転されています。

高崎線は普通列車と快速アーバン号・特急草津・スワローあかぎが運転されている 時間帯は?

次に高崎線です。高崎線も同様に、早朝5時から7時までの間、運転されている列車があります。

10時30分発の籠原行きの後は16時32分発の前橋行きまで運転がなく、その後は最終列車まで上野始発の列車が運転されています。また、普通列車の他に快速アーバン号も運転されており、この列車は夕方ラッシュ時の全列車が上野始発となっています。行先は「高崎」「前橋」「籠原」となっています。

高崎線と宇都宮線の大きな違いは特急列車が運転されていることです。草津温泉方面へ行く特急草津、夕方平日ラッシュ時に運転されるスワローあかぎ号が運転されており、これらも上野始発で運転されています。

上野始発はなぜ座れるのか?その理由とは?

結論から言うと、上野始発の列車は座ることが出来ます。なぜ座りやすい列車となっているのでしょうか?

理由としては

  • 上野始発はいったん折り返し運転の際に車内清掃のために全員降りること
  • 東京方面から座っている人がいないため、最前列に近い人は座りやすいこと
  • 上野始発は鉄道ファンや普段使う人でない限り認知度が低いこと
  • 多くの人は上野東京ラインを利用すること

これらが理由として挙げられます。「穴場」と言っていいくらい上野始発の列車はすいていることが多いです。もちろん、平日の18時頃はそもそも帰宅ラッシュなので、当然混むときもありますが、上野東京ライン系統の列車よりは着席チャンスが多いことは間違いないでしょう。

少しでも座りたいと感じた時は上野始発の列車に乗ってみてはいかがでしょうか?

まとめ

まとめです。

  • 上野始発は高崎線・宇都宮線で運転されている
  • 一部の普通列車・快速列車、高崎線は特急列車が上野始発で運転されている
  • 上野始発は着席チャンスが多い
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