夏はもちろん、冬でも、寒い北海道に行きたいという旅行客は多く、「こんな絶景は日本では他にない」という絶景が北海道にはあります。雪に覆われる北海道ですが、冬も大自然たっぷりの魅力が満載です。札幌市内や層雲峡、支笏湖、然別湖、トマム、美瑛、阿寒湖、小樽、十勝岳温泉、屈斜路湖などを中心に、冬にこそ訪れたい絶景10選をご紹介します。

北海道の冬を彩る雪と光の祭典!ロマンティックな絶景3選

冬の絶景として、一面の雪に覆われた景色を楽しむ祭りやイベントをまずご紹介します。有名な祭りからあまり知られていない祭りまで北海道では長い冬を楽しむ祭りが街を挙げて行われ、ロマンティックな絶景を見ることができます。

さっぽろ雪まつりの雪や氷で作られた芸術的な絶景がおすすめ

札幌市中央区の大通公園を中心に、多くの観光客を集める「さっぽろ雪まつり」は、誰もが行ってみたいと思う祭りでしょう。ビルほどの大きさの雪像の迫力ある絶景を見たいならば大通会場に行くのがおすすめです。純白の世界で、たくさんの雪の芸術品を見ることができるでしょう。また、すすきの会場では氷の像が見られ、夜にはライトアップがロマンチックです。

場所大通会場(西1丁目から西10丁目)及びすすきの会場(南4条通から南7条通までの
駅前通)
日時令和5年2月4日(土)から2月11日(土・祝)の8日間
アクセス函館駅から札幌駅までJR「スーパー北斗」で3時間40分、札幌駅から徒歩10~15分

層雲峡の氷瀑まつりの氷のイルミネーションがロマンティック

大雪山国立公園に位置した「層雲峡の氷瀑まつり」もイルミネーションがロマンティックです。石狩川を挟み約24 kmの断崖絶壁が絶景の層雲峡です。氷に包まれた世界で、山を背景に絶景を撮影することができます。「氷瀑まつり」では、層雲峡のカメラマンも手伝ってもらいながら、絶景が撮影できるのも楽しみです。石狩川沿いに大小約30基の氷の像が並び、7色にライトアップされた氷のイルミネーションも人気!花火と雪景色のコラボも多くの人を魅了します。

場所上川郡上川町層雲峡温泉(特設会場)
日時2023年1月28日 (土)~3月12日 (日)17:00~21:30
アクセスJR上川駅前から道北バス「上川森のテラス バスタッチ」乗車、「層雲峡温泉」で下車後、
徒歩5分

千歳・支笏湖氷濤まつり「氷の美術館」で輝く世界へトリップ

「支笏湖氷濤まつり」では、湖水を吹きかけて凍らせた大小さまざまな氷のオブジェが並び、美しい世界が展開するお祭りです。昼は支笏湖ブルーに光輝く世界、夜は色とりどりのライトに照らされた世界が広がります。「氷の美術館」と題されていて、冬の氷に覆われた支笏湖の湖水の絶景が楽しめます。光り輝く世界は、違う世界にトリップしたようで魅了されます。

場所千歳市支笏湖温泉
日時2023年1月28日(土) ~ 2月23日(木・祝)10:00~20:00、ライトアップ16:30~20:00
アクセス千歳空港からバスで55分、またはJR千歳駅から車で約10分

氷の村や街を体験!異次元の世界の絶景2選

氷を活用して村や町を作る試みも北海道では多く行われています。異次元とも言える白い世界の絶景を2選ご紹介します。

「しかりべつ湖コタン」で異次元の氷の村を体験!

湖上に白いイグルー(北極圏に住む民族イヌイットが暮らすドームのような家)が並び、氷のバーやチャペル、シアターや氷上露天風呂が登場するのが「コタン」です。凍った湖の上に作られる「しかりべつ湖コタン」という村が楽しめます。氷で作られたカクテルバーの建物、そして氷で作ったグラス、氷上露天風呂と白一色のロマンティックな村を訪れてみませんか。

場所河東郡鹿追町然別湖畔                            
日時2023年1月28日(土)~3月12日(日)
アクセスJR帯広駅から北海道拓殖バスで100分

星野リゾートトマムのアイスヴィレッジと霧氷テラス

冬だけ登場する氷の絶景の街「アイスヴィレッジ」です。2022年12月10日~2023年3月14日までは「氷のセイコーマート」が登場。「氷のホテル」や「氷の教会」などの氷の世界を満喫できます。思い出にも大きく残る絶景となるでしょう。また、星のリゾートの霧氷テラスは、雄大な日高山脈を目の前に、真っ白に輝く木々を見渡せる霧氷テラスです。2022年12月1日(木)~2023年3月31日(金)の期間楽しめ、霧氷のライトアップも12月1日(木)~25日(日)の夜に行われます。冬の絶景を独占してみませんか。

場所北海道勇払郡占冠村中トマム
日時2022年12月10日~2023年3月14日(予定)17:00~22:00(最終入場21:30)
アクセス新千歳空港直結JR「新千歳空港駅」から「南千歳駅」で乗り換え「トマム駅」で下車

湖や池・運河が冬に見せる絶景!幻想的な冬景色3選

北海道には絶景で有名な摩周湖や支笏湖など、湖や池もたくさんあります。また、小樽運河も北海道らしい風情がある観光地です。これらの冬ならではの絶景も3選ご紹介しますので、他の季節とは違う魅力を満喫してみませんか。

絶景で有名な「青い池」が冬に見せる魅力!

美瑛町白金にある「青い池」は、幻想的な青い色合いに魅了される人が多い場所です。その「青い池」は、冬には積雪してしまいますが、それがまたより神秘的な光景となっておすすめです。夜にライトアップが行われ、様々な色で照らし出される「青い池」です。10分程度の美しいストーリーを展開していく「青い池」の絶景は、冬でしか見られない体験です。

場所上川郡美瑛町白金
日時ライトアップは令和4年11月1日から令和5年4月30日、11月と1月は17:00~、12月16:30~、
2月17:30~、3月18:00~、4月18:30~
アクセスJR美瑛駅より車で約20分または道北バスで約20分

阿寒湖の「フロストフラワー」は氷の華の絶景

阿寒湖も観光地として有名ですが、冬には「フロストフラワー」という氷の華の絶景が見られます。夜に湖上の結氷部分に霜の結晶ができ、冷え込むことにより少しずつ成長して、朝には手のひら大の華となります。阿寒湖は周囲を山に囲まれているために、風の影響を受けにくいことから、この奇跡の「フロストフラワー」が誕生します。この絶景を見に行くには、危険な場合もありますのでツアーに参加して見るのがおすすめです。

場所釧路市阿寒町阿寒湖温泉           
日時阿寒湖が氷で覆われる12月~3月頃
アクセスJR釧路駅より車で約80分、釧路空港より車で約60分                  

小樽運河の「小樽ゆき物語」や「小樽雪あかりの路」の風情

北海道と言えば小樽運河も人気の観光地です。冬は運河のレンガに積もった雪景色がより北国の風情を感じさせてくれます。11月からの「小樽ゆき物語」のイベントでは青色LED約10,000球に運河が彩られ、青色に染まった人気の運河クルーズも幻想的です。また、無数のスノーキャンドルで小樽の町中の通りがきらめく「小樽雪あかりの路」も催されます。長年続くイベントで、毎年2月に実施されています。

場所「小樽ゆき物語」小樽市小樽運河、運河プラザ館内、JR小樽駅 他
「小樽雪あかりの路」小樽市小樽運河、手宮線会場、朝里川温泉会場
日時「小樽ゆき物語」2022年11月1日(火)~2023年2月19日(日)日没~22:30      
「小樽雪あかりの路」2023年2月11日(土)~2月18日(土)17:00~21:00
アクセス小樽運河は「JR小樽駅」から徒歩10分ほど

雪見温泉から見る白銀の絶景2選

北海道ならではの雪見温泉で、白い世界に包まれた壮大な自然を見るのも冬の醍醐味です。あったかい温泉に浸かりながら絶景が待っています。美しい白銀の世界を堪能してみませんか。

十勝岳温泉の「湯元 凌雲閣」の雪見風呂からの絶景

北海道の屋根を形成する十勝岳連峰の中腹にあるのが「十勝岳温泉」です。標高1,280mにあるロケーションから見る白銀の世界が絶景です。標高2,077mの十勝岳を目の前に雪を凌ぐ宿「湯元 凌雲閣」での雪見温泉がおすすめです。赤褐色の湯に浸かりながら見る白銀の世界、壮大な十勝岳連峰の景色は、温泉に浸かった人だけが独占できる絶景です。

場所空知郡上富良野町 十勝岳温泉
日時10月頃から積雪
アクセス上富良野市街から車で約40分                          

屈斜路湖の秘湯「コタンの湯」から見る白銀と白鳥の絶景

屈斜路湖の絶景を眺めながら露天風呂に浸かれるのが「コタンの湯」です。冬の季節は、白鳥を目の前で見ながら露天風呂に入れるのが魅力です。屈斜路湖と白鳥の北海道の2つの絶景が同時に見られるという、贅沢な露天風呂です。秘湯で無料の小さな混浴露天風呂ですが、そこから見る絶景は素晴らしいものです。

場所川上郡弟子屈町屈斜路古丹
日時24時間営業、火曜日と金曜日の14:00~18:00は清掃のため入浴不可
アクセスJR釧網線「川湯温泉」駅で下車、阿寒バス「古丹分岐」下車

北海道の冬の絶景は雪と氷と湖や山の大自然が織りなす別格!

北海道の冬の絶景10選をご紹介しました。冬でしか見れない北海道の絶景がありますので、訪れてみるのがおすすめです。雪と氷に覆われた湖や山々の大自然が織りなす絶景は、大きな思い出になる絶景です。別世界に連れていってくれる景色です。冬の北海道は寒いと思っている人も、温泉に浸かりながらの絶景は見逃せませんので、ぜひ感動体験に出かけてみてください。

おすすめの記事