JR東日本は2022年3月ダイヤ改正の詳細を発表しました。今回のダイヤ改正は主に減便と、E131系新車投入の話題となっています。

ダイヤ改正について「心配になりそうなこと」「興味を持ちやすい」内容を中心にまとめています。

JR東日本2022年3月ダイヤ改正はいつ?

今回行われるJR東日本ダイヤ改正は2022年3月12日㈯に実施されます。例年は3月13日または14日に実施されるため、今年は少し早い時期に実施されることになっています。

宇都宮線宇都宮~黒磯グリーン車営業が廃止へ 全列車ワンマン運転へ

宇都宮線宇都宮~黒磯グリーン車営業が廃止へ 全列車ワンマン運転へ

最も衝撃的だったのは今回のダイヤ改正で宇都宮線の黒磯~宇都宮間のグリーン車が廃止・営業終了となる点です。つまり、E231系5両・10両・15両編成での乗り入れが廃止となります。

これまで宇都宮線では快速ラビット黒磯行きの廃止や東京方面から黒磯方面への直通運転を少なくする施策を実施してきました。

しかし、その流れの最終形態となったのが今回のダイヤ改正です。

ダイヤ改正の内容としてはE131系を定期列車に投入し、現在運転されている205系電車置き換えが実施されます。つまり、2022年3月11日までに205系電車は宇都宮線から引退となります。

これにより、宇都宮~黒磯間全列車と、小山~宇都宮間の一部の直通列車がワンマン運転が実施されます。

朝通勤時間帯に 氏家発宇都宮行きを増発

氏家7時35分発宇都宮7時53分着の普通列車を平日のみ増発します。途中宝積寺・岡本に停車します。

日光線でもE131系投入 205系引退 臨時快速列車運転

日光線でも同じくE131系投入が行われ205系電車が引退となり、全列車でワンマン運転が実施されます。

そのため、「いろは編成」も含め、205系電車がダイヤ改正で引退となります。

また、日光線で臨時快速列車が設定されることになりました。運転本数は宇都宮発と日光発のそれぞれ1本。通常の日光~宇都宮間の所要時間は50分のところ、最速38分で結びます。

停車駅は宇都宮・鹿沼・今市・日光です。かなり停車駅が少ない印象を受けます。

今後のダイヤにも注目です。

相模線にE131系投入205系引退 横浜線直通が廃止に

相模線にE131系投入205系引退 横浜線直通が廃止に

相模線E131系が投入されることが発表され、これにより朝夕ラッシュ時に運転されている横浜線直通が廃止となり、境界駅である橋本で乗り換えが必要となります。

また、相模線ではE131系投入により、全列車ワンマン運転となり、車掌さんがいなくなります。

これによりこれまで運転されてきた205系電車が引退することとなりました。

【混雑は大丈夫?】山手線など朝・夕ラッシュ減便へ

【混雑は大丈夫?】山手線など朝・夕ラッシュ減便へ

今回のダイヤ改正で通勤ラッシュを使う人にとってはあまりうれしくないダイヤ改正となるかもしれません。特に混雑の激しい山手線・中央快速線などを使っている人にとってはネガティブな評価しかないのではないでしょうか?

JR東日本によりますと、東海道線・横須賀線・山手線・中央快速線・中央線各駅停車・宇都宮線・高崎線・京浜東北・根岸線、常磐快速線・常磐線各駅停車・総武快速線・中央総武線各駅停車・南武線・横浜線・青梅線・京葉線で朝ラッシュ時に減便を実施します。

その他、山手線などの一部線区では夕ラッシュ・日中の時間帯の運転本数を見直します。

【異例】東北・上越・秋田・北陸新幹線が減便・廃止へ

【異例】東北・上越・秋田・北陸新幹線が減便・廃止へ

定期列車を臨時列車化して減便する列車

JR東日本は異例となる新幹線での減便を実施します。対象となるのは東北市幹線・上越新幹線・秋田新幹線・北陸新幹線です。

対象となる新幹線の多くは新幹線通勤でこれまで使われてきた列車となっており、今回臨時化される列車の一部は便利だったのになくなるのかという声も聞こえてきそうです。

定期列車での運転を取りやめ臨時列車での運転を実施する列車は次の通りです。

  • はやぶさ29号、33号
  • はやぶさ3号、9号、12号、26号
  • はやぶさ105号、109号、104号、106号
  • はやぶさ6号(盛岡~東京)
  • はやぶさ30号(仙台~東京)
  • やまびこ129,135,137,139,141,143,153,159,128,132,136,138,140,146,148,185号(東京~仙台)
  • なすの273号
  • とき327号、345号、324号、332号
  • たにがわ409号
  • たにがわ473号
  • かがやき511号、517号、504号、508号

特に困るのはやまびこ・なすのの運休でしょう。この列車は宇都宮・小山~東京間の新幹線通勤を支える列車だったため、新幹線通勤をしている人には影響が大きいかもしれません。

特に新幹線駅から1駅・2駅いったところが最寄り駅の場合には乗り継ぎができなくなり、なすの273号の例では小山21時57分発、宇都宮22時10分発黒磯行きに乗り継ぎができなくなるため、新幹線による時間短縮効果が薄れていく可能性があります。

また、速達性の高い「はやぶさ」「かがやき」の減便も驚きです。

列車自体を廃止する列車

次の列車は運転自体が無くなってしまう列車となっています。

  • なすの284号郡山~東京、ただし、やまびこ284号が同時刻に運転
  • たにがわ416号越後湯沢~東京
  • たにがわ474号 東京~高崎

その他

その他、一部在来線特急減便、成田エクスプレス千葉停車の列車を増発、踊り子減便などが行われます。

まとめ

2022年3月のダイヤ改正についてまとめると

  • 2022年のダイヤ改正日は2022年3月12日㈯
  • 宇都宮線で宇都宮~黒磯間グリーン車営業が終了
  • 宇都宮線・日光線・相模線にE131系投入
  • 山手線・中央快速線などで減便が実施
  • 新幹線が異例の減便

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