今回は「借りる」「貸す」の違いについて小学生でもわかるように解説していきたいと思います。
そもそも「借りる」とは?意味は?
そもそも借りるとはどんな意味でしょうか?
借りるとは、必ず返すという条件が付いたうえで、相手から何かを受け取るということです。
「返すことが必要ではない」ということではないので、注意が必要です。
日常生活では「借りる」ということは無償(お金がかからない)であることが多いです。
しかしながら、「借りる」ということで有償(お金がかかる)であることもあります。
「借りる」場合の具体例・利用場面
例えば、住宅を借りるときこれは借りている対価として毎月「家賃」を大家さんに納めることになります。この場合は有償で借りていることになります。つまり、一時的というのが条件です。
また、近年登場したオフィス用品・家具の「サブスクリプション」でのサービスも、有償で借りる代わりに、契約が終了したら返却が必要となっています。
その他にはこういったこともあります。
- 銀行からお金を借りる(借金)・・・対価として利息を支払う
- 権利を借りる・・・権利を借りる代わりに対価(売り上げの〇%)を支払う
では、逆に貸すというのはどういうことでしょうか?
そもそも貸すということは?
そもそも貸すということはどういうことでしょうか?「貸す」は「借りる」の対義語(反対の意味の言葉)です。
貸すということは、返してもらうことを条件に、何かを差し出すことを言います。
日常生活では通常「無償」であることが多いですが、中には「有償」で貸すこともあります。
「かす」「かりる」の表記が「借す」「貸りる」にならないように
「かす」「かりる」とひらがなにすると、漢字も同じ漢字を使うように思えてしまいます。
漢字を書くときに画数が多くてめんどくさいかもしれませんが、正しくは「貸す」「借りる」ということです。
誤用してしまう場合もあると思うので、正しく理解することが必要です。
「貸す」使い方の具体例・利用場面
例えば、「カメラ」を30日間で3万円で誰かに貸し出す場合、これはその人自身のカメラという所有物を、誰かに貸すことを行います。その対価として、その人は30日間で3万円受け取ります。
物だけではなく、その人が行った行為に対して「貸す」「借りる」ということを意識する人もいます。
例えばAさんとBさんがいます。AさんはBさんに対して、親切にしました。
Aさんに借りるという意思はありませんが、「無償で何かやってもらった」ということに対して「借りた」と多くの人は感じます。
つまり、Aさんは「恩を借りた」と思い、次何かあったら返そうと考えるでしょう。Aさんは善意でお礼をすることなどによって、Bさんが貸した恩を返すこともあるでしょう。
「借りる」使い方の具体例・利用場面
そのほかの具体例としては次のようなものがあります。
- お金を貸す
- ものを貸す
- 土地・建物を貸す(家を借りることの反対)
- 名義を貸す(名前を貸す)
まとめ
「貸す」「借りる」の違いについてのまとめです。
- 「貸す」とは返してもらうこと条件に何かを差し出すこと
- 「借りる」とは返すことを条件に何かを受け取ること
- 読み方が似ているので漢字の誤用には注意
- 必ずしも、物体の貸し借りとは限らない
- 借りる・貸すには有償・無償の場合がある