2023年8月26日に開業した宇都宮LRT・ライトラインですが、開業2日目を迎えた8月27日、大幅な遅延が発生しているとの情報が入ってきましたので、それについてまとめました。
平日の混雑状況についても調査してきましたので、ご覧ください。
乗車整理券制が廃止された後から遅延が発生 開業初の遅延数十分の遅れ
開業日初日の8月26日には乗車整理券制が設けられていたため、15時、16時出発の便に関してはほぼ定時での運行となりました。
しかしながら、乗車整理券制がなくなった17時以降出発の便に関しては大幅な遅延が発生することになり、最大20分遅れの列車が発生し、開業初の遅延が発生することになってしまいました。
開業2日目にはついに1時間単位の遅延に発展
開業2日目の日曜日を迎え、混雑は収まると思われましたが、「2日目の方が混雑していないだろう」という乗客も多かったためでしょうか。
午前10時頃から宇都宮駅東口停留所からの乗車する乗客が増え始め、乗車に約30分かかる状況となっていきました。
午前10時頃から遅延が発生 約20分程度遅れに
少なくとも10時頃出発の便から20分程度の慢性的な遅れが発生しており、遅延を回復できず、折り返しの列車も引きずっているなどしているようです。
少なくともこの状況は午後13時頃まで続いており、乗車を諦める人もいたようです。
14時台の列車からは1時間単位での遅れに
午後の14時台の列車に入り、ついに遅延時間が1時間に突入し、ダイヤ崩壊となっているようです。
そのため、運行表示機から時刻と行先表示が表示されなくなっています。
17時半ごろ 2時間遅れに 電光掲示板も機能せず
ついに17時半ごろ、遅延が2時間を突破したとの情報が入ってきました。
これから18時ごろにかけて、さらに遅延が拡大する可能性があります。
現在15時半の列車が17時半現在まだ到着していないということです。
一時急病人のため運転を見合わせましたが、5分程度で運転を再開したため、原因はほかにありそうです。
大幅な遅延のため、一部駅では電光掲示板が機能せず、「調整中」との表示になっている駅もあるということです。
宇都宮LRT・ライトライン遅延の原因は?
宇都宮LRT・ライトラインの遅延の原因は一体なぜなのでしょうか?
一つは10時頃から乗客が殺到しているということです。
9時半ごろ出発の便から徐々に混みだし、10時頃からは満員となっている列車もあったようです。
中には「団子運転」となっている列車もあったようです。
宇都宮市のIC普及率が低い?
もう一つは現金収受の客がそこそこいるということです。宇都宮市では関東バスで長らくICカードが導入されてこなかったこともあり、現金を使う人が多いためと思われます。
宇都宮LRTは各号車1か所ずつ出口がありますが、割引運賃適用の場合と、現金利用の場合は一番前の号車のみとなります。
そのため、乗降に時間がかかり通常通りの運行ができなくなり、さらに信号待ちで遅延するという悪循環となっているものと思われます。
27日からは平日ダイヤでの運転となりますが、定時で運転できるのか注目されます。
平日ダイヤはラッシュ時最大4分間隔で運転される列車もあります。
初の平日ダイヤも大混雑に大幅遅延に耐えられず 3日続けての遅延
残念ながら開業3日目も大幅遅延となってしまった宇都宮LRT。朝6時から夕方6時半まで密着しました。