2023年8月26日、宇都宮LRT・ライトラインが開業します。
初日の様子をまとめていますのでよかったらご覧下さい。
午前8時 乗車整理券、出発式の整理券配布が始まる
26日午前8時、乗車整理券および、出発式一般観覧の整理券配布が始まりました。
遠方から来ている人も多い印象で、大勢の人が乗車整理券に並びました。
午前9時15分 当日分の乗車整理券の配布が終了する
午前9時頃「乗車整理券の配布を行っております。残りわずかです。」とのアナウンスが現地では行われていました。
そして、9時15分「乗車券の配布は終了しました」とのアナウンスが流れました。
新線開業とはいえ、宇都宮に早朝8時に来るのは東京や神奈川から来た人にとっては午前5時から6時出発となり、かなり大変だったのではないでしょうか?
そのため、思ったよりは遅い配布終了となりました。
17時以降は乗車整理券を配布しないとの事で、15時現在乗車整理券を手に入れられなかった人が長蛇の列をなしています。
10時頃 出発式パレードに向けて回送列車が運転される
出発式パレードが行われることに際して、回送列車が運転されました。
ミュージックホーンを鳴らしながら、運転士さんが手を振りながら通過しました。
一部鉄道ファンからは「名鉄のどけよホーン」に似ているという声もありました。
11時頃 出発式パレードが行われる
11時頃からはパレードが開催され、多くの人が沿道に集まりました。
LRTの走行シーンに加え、パフォーマンスも行われ、かなり楽しめるイベントとなったのではないでしょうか。
中にはイベントに便乗して、フリードリンクで1000円でパレード観戦を楽しめる場所も用意する飲食店がありました。
(あまり利用している人は少なかったようですが…)
12時頃 パレード終了後 一般客は帰る人が多く
パレード終了後、一般客の多くは帰宅する人が多く、みどりの窓口や券売機では普段より混雑が見られました。
遠方から来た人が多かったことや、乗車整理券を確保できなかった人が多かったからと思われます。
JR宇都宮線では乗換案内は今のところ更新無し
今回宇都宮線に乗り、宇都宮LRTに乗車しに行きましたが、宇都宮線宇都宮駅到着時に「宇都宮ライトラインはお乗り換えです」との車内放送はありませんでした。
おそらく更新されないか、更新が間に合っていないものと思われます。
そのためしばらくは乗換案内はされないと思われます。
(これ以降イベントがありましたら更新します。)
15時ちょうど 1番列車が出発
15時ちょうど。LRTの一番列車が発車しました。
乗車整理券が配られたこともあり、混雑はあまりなく快適に乗車できたものと思われます。
16時頃 LRTに乗車
事前の整理券配布で16時頃の列車に乗ることができ、終点まで乗車することに。
途中高架区間が何ヶ所かあり、浮遊しているような体験をすることが出来ました。
17時頃 終点の芳賀・高根沢工業団地駅に着く
乗車して約1時間。
普段はこんなにかからないと思うのですが、混雑を予期した臨時ダイヤは通常47分程度で走破するところ、1時間5分かけて終点の芳賀・高根沢工業団地駅に着きました。
しかし、直ぐに折り返して帰ろうと思ったのですが、ここで誤算が…
折り返しの列車も混雑しているではありませんか!
とはいえ、見た目は混雑していますが、座るために見送りをしていた人もいたため、結局1本見送りして次の列車に乗ることが出来ました。
18時頃から各列車で開業初の遅延が発生
乗車整理券についてですが、朝9時15分頃で配り終えており、17時以降は整理券なしでの乗車となった模様です。
その影響もあってか、各列車に遅延が発生することになり、帰りの列車は約8分ほど遅延して宇都宮駅に着きました。
臨時ダイヤで所要時間を長くしたのにも関わらず、15分間隔では乗客を捌くのは難しかったようです。
宇都宮駅に着いた19時頃でも遅れは引きずっている状態でした。
特に市街地区間で遅れが拡大する傾向がありました。
まとめ 良かったところ、悪かったところ
ここまで開業初日の様子をお届けしてきましたが、良かったところ悪かったと感じたことについてまとめました。
良かったところは全体的にマナーがよく、トラブルも起きなかったことです。
また、パレードなどのパフォーマンスは満足度の高いものでした。
乗車整理券制を導入したのは良かったと思います。
行きは適度な混雑で、行くことができました。
ただ、その一方で悪かったことは、ダイヤの定時性が保てるかという問題があります。
たしかに初日ということもあり、県外から来る人が多かったので、都内の電車かと思うくらい混雑していました。
一部乗客からは「埼京線を思い出す混雑」という意見もありました。
その結果、乗車整理券制が終わったあとの列車で、最大で20分の遅れが出たほか、乗車整理券を導入していた時間帯の逆区間でも5分から10分程度の遅れは各列車出ていたと思います。
沿線住民が利用するようになってラッシュ時間帯に信号待ちや乗降時間の影響で定時性が保てるかというのは気になりました。
接続するJR宇都宮線は本数が少ないですし、特に黒磯方面は「次の電車をご利用ください」とは言いづらい本数です。
また、遅れたとしても宇都宮LRTとJR宇都宮線が多くの場合で接続を取らないことも分かりました。
理論上の所要時間では車と比較して優位でも、遅延で乗り継ぎが伸びたら元も子もないです。
今後、定時性を守って運転できるのかという点は利用客も注目している点ではないでしょうか?