今回は京成スカイライナーの運行区間・停車駅・料金・割引・予約・乗り方についてまとめています。
この記事でスカイライナーがどんな列車か、予約までの流れ、お得に乗車する方法が分かります。
京成スカイライナーとは?
京成スカイライナーとは、京成上野~成田空港までを結ぶ有料特急列車です。
運行開始は1978年5月21日とその歴史は古く、2020年7月16日までは京成本線経由で運転されていました。
2020年7月17日より開業した成田スカイアクセス線開業によって、運転を京成本線・北総線・成田スカイアクセス線経由に変更し、最高速度160km/hでの運行を開始しました。
JR東日本が運行する特急成田エクスプレスと競合関係にありますが、比較すると安価で速いため、利用する人も多いようです。
スカイライナーの停車駅・運行区間
京成スカイライナーの運行区間は京成上野~成田空港駅までを結ぶ列車です。
停車駅は京成上野・日暮里・青砥・空港第2ビル・成田空港です。
青砥駅には一部のスカイライナーのみ停車し、一部は通過となりますのでご注意ください。
京成上野・日暮里から成田空港まで所要時間は何分?
スカイライナーの所要時間は京成上野から成田空港まで約44分です。
スカイライナーの所要時間は日暮里から成田空港まで約40分です。
※列車によって時間が異なり、日暮里~空港第2ビルまでの最速列車は36分です。
スカイライナーには指定席がある 自由席は?
スカイライナーは全席指定席の有料特急列車です。自由席はありません。そのため特急券を購入する必要があります。
スカイライナーの料金・値段
区間 | 特急料金 | 運賃(IC) | 合計料金 |
京成上野~空港第2ビル・成田空港駅 | 1250円 | 1270円(1257円) | 2520円(2507円)、こども1260円 |
日暮里~空港第2ビル・成田空港駅 | 1250円 | 1270円(1257円) | 2520円(2507円)こども1260円 |
青砥~空港第2ビル・成田空港駅 | 1000円 | 1140円(1131円) | 2140円(2131円) |
京成上野・日暮里~成田空港駅間のスカイライナーの特急料金は1250円、運賃は1270円となっています。合計2520円かかります。
また、一部列車が停車する青砥駅では、特急料金が1000円となっており、運賃が下がるので若干安くなっているのが特徴です。
掲載している運賃についてですが、2022年秋より京成スカイライナーが通る北総線運賃値下げが行われる関係で、2022年10月1日以降運賃が変更となりますのでご了承ください。
スカイライナーの割引は?安く乗る方法とは?
先ほど、特急料金・「スカイライナーもう少し安くならないの?」という声が聞こえてきそうなので、割引・安く乗れる情報を調べてみました。
帰り(成田空港⇒日暮里・京成上野)だけ使える「スカイライナーバリューチケット」
スカイライナーが帰りだけ安くなるきっぷ「スカイライナーバリューチケット」があります。
ただし、次の条件を満たす必要があります。
- LCC航空機内(ピーチ・春秋航空・タイエアアジアX・ジェットスター(販売中止中)・香港エクスプレス)、新千歳空港・関西空港・福岡空港・西鉄・那覇空港で購入すること
- 成田空港・空港第2ビル駅で座席指定を受けること。引換券を当日中に引き換えること
大人 | 2250円(270円引き) |
こども | 1120円(150円引き) |
株主優待券 往復・片道も可 運賃だけ割引
運賃のみ割引となる株主優待券もおすすめです。これを使うことによって約370円お得になります。
2021年12月現在、京成電鉄の株主優待券は900円前後で販売されています。
そのため、通常運賃が1270円のところ、900円に割引されます。
ただし、旅行する時に370円を割引されるより、旅行中のわずらわしさを無くすことを優先する方もいるかと思いますので、可能であれば事前に買っておくことをお勧めします。
近くに金券ショップがない場合にインターネットで購入する方法もありますが、多くの場合送料の方が多くかかってしまい、普通に買った方が安い場合があります。
株主優待券+スカイライナー回数券でさらにお得になる場合も
日暮里駅付近の金券ショップでは株主優待券+スカイライナー回数券がセットになったチケットも販売されており、特急券がわずかに割引されるので、少しでも安くしたい人にはお勧めです。
京成スカイライナーの乗り方
京成スカイライナーの乗り方について解説します。おさらいとなりますが、運賃と特急券を買う必要がありますので、それぞれ解説していきます。
きっぷ(運賃分)の買い方
きっぷは紙とSuicaなどのIC乗車券の2種類があります。ほとんどの人はSuicaかPASMOを持っていると思いますので、あらかじめチャージして改札機にタッチすることをお勧めします。
ICカードの場合
現金できっぷを購入・ICカードの残高からきっぷを引き換える場合は、駅の券売機できっぷを購入する必要があります。このとき、成田スカイアクセス線経由のきっぷを購入しましょう。(金額が高い方)理由は成田空港までの行き方には2系統あり、京成本線経由の方が運賃が安いためです。
きっぷの場合
運賃を間違えてしまうと、成田空港で改札機を通れず乗り越し清算となってしまうので注意が必要です。
※ICカードは自動的に運賃が計算されるので、経路について考える必要はありません。
特急券(特急料金分)の買い方
次は特急券についてです。購入方法は2通りあり、きっぷとチケットレス(※ただし、青砥駅・成田空港発着便キャンペーンを対象としたチケットは駅窓口での発売となります。)があります。
ほとんどの方が使っていると思われるチケットレスでの購入方法についてです。
チケットレスの場合
まず、京成スカイライナーの予約サイトにアクセスします。
会員登録をするかしないかという画面もありますが、なくても大丈夫です。(京成では特急チケットレスでポイントは付きません。)
支払いは楽天pay・リクルート簡単支払い・Yahooウォレット・クレジットカード(VISA・Master・JCB・アメリカンエキスプレス・ダイナースクラブ)が使用できます。
また、会員登録をしなかった場合、コンビニ支払い(ファミマ)が選択できます。
きっぷの場合
きっぷの場合は駅の窓口・券売機での購入があります。支払いに現金・ICカード残高からきっぷに変えたい人にはお勧めの方法です。
日暮里駅での乗り方
スカイライナーの乗り方についてですが、JR線からの乗り換えで、日暮里駅から乗車する場合は、日暮里駅の乗り換え改札を利用し、「1番線 スカイライナー乗り場」へ行く必要があります。
これは京成線の日暮里駅では「スカイライナー用」「普通列車用」のホームが分けられているため、「普通列車用」の2番線に行ってしまうとスカイライナーには乗車できないので注意が必要です。
特急券が高くて買えない人におすすめの料金不要の速達列車
ここまでスカイライナーについて紹介してきましたが、金銭的に特急に乗るのは厳しい、普通列車でも十分だと思っている方もいるかもしれません。
そんな方のために料金不要の速達列車(特急列車)を紹介します。
【成田スカイアクセス線経由】アクセス特急
成田スカイアクセス線経由で運転されている「アクセス特急」です。京成上野・京成押上線経由の2系統が運転されていて、スカイライナーとの所要時間の差は約30分です。
多少我慢出来て、特急料金分の値段を抑えたいと考えている人にはお勧めです。運賃は1270円です。
ただし、運転本数が概ね30分に1本、または1時間に1本で運転されているため、乗り遅れには十分に注意したいところです。
【京成本線経由】快速特急
先ほど紹介した「スカイライナー」「アクセス特急」は成田スカイアクセス線経由の列車ですが、この列車は京成本線経由となり、運賃が安くなる列車です。京成上野・日暮里~成田空港駅までの運賃は1050円です。(ICは1042円)成田スカイアクセス線経由と比較して220円安くなっています。
逆に言えば金券ショップで販売されている株主優待券との差額が150円となるので、煩わしさを考えると普通にきっぷを買った方がいいと考える人も多いかもしれませんね。
ただし、成田空港行きの快速特急は本数が限られており、基本的に京成成田などで乗り換えとなるので注意が必要です。
その代わり、停車駅が特急より少ないのが特徴です。とにかく安く速く行きたい人にはお勧めです。
【京成本線経由】特急
同じく京成本線経由で運転されている「特急」があります。
多くが成田空港行きとして運転されているのが特徴です。運行間隔は20分~1時間に1本程度運転されています。
停車駅は快速特急より少し多いですが、料金不要で乗れる列車としては速達性の高い列車となっています。
まとめ
ここまでのスカイライナーについての話をまとめると
- 京成スカイライナーは京成本線・北総線・成田スカイアクセス線経由で運転
- 最速達列車で有料の特急列車
- 特急料金は京成上野・日暮里で1250円
- 金券ショップに行くと若干安くなる
- お金を節約したい人はアクセス特急・快速特急・特急がおすすめ