今回はつくばエクスプレス(TX)は高いのか、その理由について解説していきます。一体なぜなのでしょうか?
つくばエクスプレスとは?
そもそもつくばエクスプレスとは何でしょうか?つくばエクスプレスとは東京の秋葉原駅から、茨城県のつくば駅を結ぶ路線です。
つくばエクスプレスでは普通列車の他に区間快速・快速列車も運転されています。
元々は常磐新線として計画された路線で、本来であればJRの路線となる予定でした。つくばエクスプレスは2005年に開業した路線で東京、埼玉、千葉、茨城県を通る路線でもあります。
沿線には柏の葉キャンパス・ららぽーとも作られています。
つくばエクスプレスは「つくばから秋葉原まで45分」で行けるというのがウリです。58.3kmの区間をこれだけの速度で走破しているのはすごいことですよね。
速度が速いのはいいことですが、運賃が高いという事実もあります。
つくばから秋葉原までの運賃は1210円です。往復で約2500円かかってしまうということを考えると「運賃が高い」と感じている方も多いのではないでしょうか?
つくばエクスプレスの運賃が高い理由は?一体なぜ?実は黒字
つくばエクスプレスの運賃はなぜ高いのでしょうか?
理由としてはいくつかあります。
- 秋葉原付近の都市区間でのトンネル工事に多額の費用がかかっていると想定
- 地平区間を走行する区間が少なく、地上区間は原則として高架で建設されていること
- 新規開業路線のため、ある程度町が発展しているところに鉄道を通した(用地買収費用が高額だった)
- 運賃設定が高い設定になっている
- 同区間の運賃を比較するとJRの方が安い(常磐線など)
つくばエクスプレスの運賃が高額なのは「新規開業路線」ということもあります。1980年以降に開業した路線の多くは高額鉄道となることが多く、先ほど挙げた理由で開通までに多額の費用が掛かっていることも挙げられます。
運賃が安い路線の多くは町が発展する前に敷設できた路線が多く、JR山手線などはその一例です。
ただ、運賃は高額ですが利用客が多い秋葉原に直結しているほか、利用客の多い、上野御徒町、北千住、浅草駅も通っていることから、建設費が高額にもかかわらず黒字を出しています。
他の高額鉄道では都心に乗り入れているわけではないため、赤字であることも多いです。北総鉄道などがその一例です。
つくばエクスプレス以外の黒字の高額鉄道には東葉高速鉄道もあります。
運賃値下げの可能性はある?東京駅延伸が関連?
つくばエクスプレスの運賃は初乗りであれば、東京メトロと同じ水準ですが、遠距離になれば高い運賃になっていることが挙げられます。
沿線の方からすると運賃を値下げしてほしいと思っている方もいると思います。
本当に値下げは実現可能なのでしょうか?
結論から言うとその可能性は低いです。
理由としては東京駅延伸計画があり、東京駅延伸には多額の建設費がかかるためです。
このためにつくばエクスプレスは資金をためなければいけないという背景が恐らくあるのではないでしょうか?
そうなると簡単に運賃値下げをすることはできませんよね。値下げをする日はかなり遠い日になりそうですね。
まとめ
つくばエクスプレスの運賃が高い理由についてのまとめです。
- つくばエクスプレスは秋葉原とつくばを結ぶ路線
- 運賃が高い理由は高額な建設費・新規開業路線が主な理由