今回はこだま号指定席きっぷで山陽新幹線を安く利用する方法について解説していきます。
「こだま指定席きっぷ」とは?特徴は?
そもそもこだま指定席きっぷとはどんなきっぷでしょうか?
こだま指定席きっぷはJR西日本が発売しているお得なきっぷで、2017年から片道でも利用できるようになりました。
「こだま指定席きっぷ」はどの列車に乗車できるのでしょうか?
対象列車
対象列車はこだま号(全車自由席を除く)と一部のひかり号に乗車することが出来ます。乗車できるひかり号は次の通りです。
下り:ひかり505号、507号、509号、511号、513号
上り:ひかり500号、502号、504号、506号、508号、510号、512号、514号
区間は大阪発ですと、岡山・新倉敷・福山・新尾道・三原・東広島・広島市内までとなっており、大阪博多等の区間には設定がされていないので注意が必要です。
2名以上同一行程が必須
1人利用だと残念ながらこの切符は利用できません。このきっぷには2名同一行程という条件が付いているためです。
発売は前日まで
発売は乗車日の1か月前から前日23:30までとなっています。乗車日当日では購入ができないので注意が必要です。
JR西日本インターネット予約「e5489」のみ発売
JR西日本のインターネット予約サービス「e5489」のみ発売されています。駅のみどりの窓口や旅行会社等では発売されていないので注意が必要です。
こどもは一律1500円
このきっぷにはこども料金というものも存在します。
こども料金では、設定区間のうちどの区間を乗ったとしても1500円となっています。
座席数限定で発売
乗車したい列車に空席があったとしても座席数が限られていて、購入できない場合があるので注意が必要です。
利用できない期間がある
このきっぷには利用できない期間があります。利用できないのは4月27日~5月6日、 8月10日~8月19日、 12月28日~1月6日です。
こだま指定席きっぷの発売期間と利用期間
発売期間
2022年3月1日から通年で、1か月前から前日までの発売
利用期間
2022年4月1日~通年
こだま指定席きっぷの主な区間の値段は?
こだま指定席きっぷの価格はこちらです。
区間 | こだま指定席きっぷ |
新大阪~岡山 | 4600円 |
新大阪~広島 | 7810円 |
岡山~広島 | 4600円 |
広島~博多 | 6810円 |
おおむね20%から25%の割引率となっています。
【1人利用可】JTBのトクトク新幹線も便利
JTBから発売されているトクトク新幹線という旅行商品があります。
こちらは山陽新幹線のこだま指定席きっぷとほぼ同じ内容ですが、嬉しいのは1名でも利用可能となっているという点です。
また、価格についても最大で800円程度安くなっており、個人的にはこちらがおすすめです。
旅行商品によりますがこだま指定席きっぷよりも利用区間が拡大されているのも特徴です。
JTBトクトク新幹線こだま・ひかり号の利用区間
利用区間は新大阪発の場合は岡山・新倉敷・福山・三原・広島・新岩国・徳山・新山口・新下関・厚狭・新尾道・東広島・呉です。
主な区間の料金
主な区間 | 料金 |
岡山~新大阪 | 4200円 |
広島~新大阪 | 7000円 |
新大阪~新山口 | 8600円 |
※上記以外にも設定区間はあります。
ただし、ここで注意点なのは岡山広島等の短区間がないことです。
この点にはぜひ注意してもらいたいです。
余談ですが、期間によってはあべのハルカス展望台のチケットが付いてくる場合もあるようです。かなりお得な旅行商品なので、ぜひ利用したいですね。