JR東海は東海道新幹線のひかり、のぞみ号で行ってきた車内販売について、サービスを変更すると発表しました。

これにより、普通車での車内販売は終了となります。

車内販売のモバイルオーダーは2023年から一部で実施

東海道新幹線イメージ

東海道新幹線のモバイルオーダーですが一部のグリーン車で実施がされていました。

このテストは今回のグリーン車のみへの車内販売提供で問題ないか確かめるチェックだったのではないでしょうか?

また実験時には現金または電子マネーの支払いで、従来と同じ支払方法になる可能性が高いです。

普通車の車内販売の中止の理由は?

JR東海は駅周辺店舗の品揃えの充実、飲食の車内への持ち込みの増加、静粛な車内環境を求めるご意見、また将来にわたる労働力不足への対応等としており、時代の移り変わりと車内ニーズの変化に合わせて今回の車内販売を中止するものと思われます。

また、お盆などの混雑時には「車内が混雑しているため、自由席号車や混雑している号車にはお伺いできない可能性があります」などの放送が流れていたこともありました。

こういった不公平感をなくすための取り組みの一つなのかもしれません。

儲からない車内販売が今まで続けられてきた理由

車内販売についてですが、東海道新幹線ですら採算が取れていないということは以前から言われてきました。

儲からないのになぜ車内販売は続けられてきたのでしょうか?儲からないのに続ける理由には緊急時の乗客の誘導などの役割があったからとされています。

そのため、今まで続けられてきたようです。

しかしながら、現在では警備員が車内を巡回する形になり、その役目も果たせなくなっていたのではないでしょうか。

「シンカンセンスゴクカタイアイス」「コーヒー」については今後自販機などで販売

「シンカンセンスゴクカタイアイス」とも呼ばれている東海道新幹線の名物アイス、東海道新幹線で何度も改良が重ねられている「ドリップコーヒー」ですが、今後はホームに自販機を設置し、グリーン車以外の乗客は列車に乗る前に買い込むことになりそうです。

車内販売終了という一つの時代の終わりが2023年10月31日にやってきます。それまでに車内販売を味わっておきたいですね。

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