今回はお出かけに便利な「休日お出かけパス」の使い方・ノウハウ・東京近辺のおでかけでどれくらいお得なのか、高崎・宇都宮に行くにはどうやって行くのか、など解説していきます。
この記事を見れば、「どの区間で使うのがお得なのか」、「JR以外の路線ではどこが使えるのか」が分かります。
また、Suicaで使えるのかなどの疑問についてもお答えします。
早速ですが、そもそも「休日お出かけパス」とは何でしょうか?
休日お出かけパスとは?フリーエリア・人気の行先は?
休日お出かけパスとは、「首都圏の路線の普通列車・快速列車が乗り放題」「休日に使える(年末年始・夏休みなどは平日も)」フリーきっぷで、埼玉県・千葉県・栃木県は小山駅くらいまで、常磐線は土浦まで、ハイキングに行く場合は奥多摩などがエリア内となっています。
JR線以外にりんかい線・東京モノレールも乗車できます。特急券を購入すれば、特急「踊り子」高崎線「あかぎ」などの特急列車・新幹線にも乗車が可能です。ただし、東海道新幹線は利用できません。
特急に乗車の場合はえきねっとで購入できるチケットレス特急券(特急券のみ)を買うことをおすすめしています。
また、休日お出かけパスが利用できる期間中は「普通列車グリーン車」がホリデー料金となり、お得に利用できます。
- ↓追加料金なしで行けるところ↓
- 奥多摩
- 小田原
- 鎌倉
- 横須賀
- 羽田空港
- 国際展示場(有明テニスの森・東京ビッグサイト最寄り駅)
- 羽田空港
- 千葉
- 成田空港
- 海浜幕張(ZOZOマリンスタジアム)
- さいたま新都心(さいたまスーパーアリーナ)
- あしかがフラワーパーク
- ↓追加料金を払えば行ける場所↓
- 宇都宮(自治医大~宇都宮間の乗車券 片道330円が必要。特急券を買えば東北新幹線にも乗車可能です。)
- 高崎(神保原~高崎間の乗車券 片道240円が必要。新幹線は本庄早稲田~高崎間の乗車券片道330円が必要。別途特急券を買えば上越新幹線・北陸新幹線にも乗車可能。)
- 熱海(小田原~熱海の乗車券 片道420円が必要。特急券を買っても東海道新幹線は利用できません。)
休日お出かけパスの販売箇所は?
休日お出かけパスは以下の場所で発売されています。
- JR東日本の主な駅の指定席券売機
- JR東日本の主な駅のみどりの窓口
- びゅうプラザ
- フリーエリア内の提携の旅行会社など
ただし、このきっぷはあくまで「JR東日本」の駅で発売されています。東京モノレール・りんかい線では発売はありませんので、ご注意ください。
休日お出かけパスの発売・販売期間は?
休日お出かけパスは1年を通して(通年)で発売があり、除外期間などはありません。
1か月前から当日まで購入ができるきっぷです。
休日お出かけパスの利用期間は?
基本的には「休日おでかけパス」なので、土休日に利用ができます。ただし、以下の期間でも使うことができます。
- 4月29日~5月5日までのゴールデンウィーク
- 7月20日~8月31日までの夏休み期間
- 12月29日~翌年1月3日までの年末年始期間
休日お出かけパスの有効期限は?
有効期限は乗車日当日のみ有効(1日間)となっています。
ただし、日付が変わっても「改札を出ない限り」有効です。つまり、終電が0時を過ぎてしまっても最寄り駅で降りることは可能です。
休日お出かけパスの値段は?使い方は?
値段は大人2720円 こども1360円です。
支払いはSuicaの残高、クレジットカード、現金が使用できます。
休日お出かけパスは「きっぷ」となります。ICカードのようにタッチではなく、自動改札に入れる形です。
また、新幹線に乗車する場合は「休日お出かけパス」の他に「新幹線特急券」を改札口に2枚投入しましょう。
休日お出かけパスがお得な区間
休日お出かけパスがお得になる区間の一例、よく使われる区間を紹介しています。
宇都宮~羽田空港間
通常運賃(宇都宮~羽田空港) | 休日お出かけパス | 差額(お得になった金額) |
4960円(片道2480円) | 2720円(+660)=3380円 | 1580円 |
今回記載しているのはあくまで日帰りで利用する場合です。飛行機を利用した先で宿泊をする場合にはお得になりませんのでご注意ください。
また、自治医大~宇都宮までのきっぷ(帰り)は事前に購入する、または窓口で清算することで改札を通ることができます。Suicaの残高を使用して支払うことも可能です。
東京~宇都宮間(フリーエリア外)
通常料金 | 休日お出かけパス | 差額(お得になった金額) |
3960円(片道1980円) | 2720円(+660)=3380円 | 580円 |
580円とはいえ、これは宇都宮での餃子ランチ代相当にはなるのではないかと思います。つまり、休日お出かけパスを買うと、ランチで580円分割引を受けているのと同じですね。
また、自治医大~宇都宮までのきっぷは事前に購入する、または窓口で清算することで改札を通ることができます。Suicaの残高を使用して支払うことも可能です。この時休日お出かけパスは回収されません。
追記:休日お出かけパスで事前清算しようとしていた方は9月1日からルール変更で購入できなくなっているので注意が必要です。
宇都宮~鎌倉間(フリーエリア外)
通常料金 | 休日お出かけパス | 差額 |
6160円(片道3080円) | 2720円(+600)=3380円 | 2780円 |
宇都宮から鎌倉へ行ってみたいという方は特に女性の方に多いかもしれません。そんな時に休日お出かけパスを使うと、なんと2780円お得となり、お得額が休日お出かけパス1回分を超えることになります。
【Suica版も】「のんびりホリデーSuicaパス」
「のんびりホリデーSuicaパス」はきっぷではなくICカードに「休日お出かけパス」を登録する方法です。券売機にICカードを入れることで休日お出かけパスを購入することができます。
ただし、定期券情報があるSuica、クレジットカード付Suicaなど印字できない場合は利用できません。
Suica版休日お出かけパスと休日お出かけパスの違い
Suica版の休日お出かけパスはいくつか、きっぷの休日お出かけパスとは違う点がありますので紹介します。
- 新幹線に乗ることができない
- 発売価格が50円だけ安い
- 久留里線が乗ることができない
- タッチで乗れる
発売価格は大人2670円、こども1330円です。
新幹線は使えませんが、特急と普通列車は使うことができます。
安くいきたい人で新幹線を使わない人にはおすすめのきっぷです。
まとめ
ここまでの「休日お出かけパス」の内容についてまとめると
- 休日お出かけパスでは、エリア内の普通列車・快速列車が乗り放題となるきっぷ
- 普通列車グリーン車はグリーン券、特急列車・新幹線は特急券を別途購入すれば乗車できる
- 宇都宮~東京など約500円安くなる区間と、宇都宮~鎌倉間のように約2700円安くなる区間も存在する
- 機能が一部制限されるが、Suicaに搭載できる「のんびりホリデーSuicaパス」がある。