中央線快速とは？停車駅は？種別は？各駅停車との違いは？

中央線快速とは？

中央線快速は、中央本線の、東京駅～高尾駅間の系統名です。このうち、御茶ノ水駅～三鷹駅間では中央線各駅停車（中央緩行線）と並走しています。多摩地区と新宿・東京など都心部を結ぶ通勤・通学の重要な足となっているほか、青梅線・五日市線への直通列車や、山梨・長野方面への特急列車も走る大動脈となっています。

中央快速線の停車駅

中央快速線の停車駅は、以下の通りです。

停車駅には「〇」、通過駅には「レ」、経由しない駅には「||」をつけています。「△」の駅は、平日のみ停車します。

中央快速線の種別

快速

快速線の停車駅すべてに停車する基本的な種別です。日中時間帯には一時間に9本運転されます。主に東京～立川・豊田・八王子・高尾発着で、青梅線青梅駅や中央本線大月駅に直通するものもあります。

高円寺・阿佐ヶ谷・西荻窪は、上の表のとおり、平日のみ停車します。複々線化時に杉並区と締結した覚書により、これらの「杉並三駅」と呼ばれる駅に停車することとなり、土休日は通過となるものの、現在でも停車が続いています。

通勤快速

平日の下り東京駅発17時代から21時代のみ運行される列車で、上り列車は運行されません。高尾行、中央本線大月行、青梅線青梅行、五日市線武蔵五日市行と八高線高麗川行の併結列車、富士急行線河口湖行が運行されます。高尾以西、および青梅線・五日市線・八高線・富士急行線内では各駅に停車します。途中駅で他の種別の列車との連絡もあります。

中央特快

中央線快速で終日運転される速達列車です。日中は一時間に4本運行されます。ほとんどが高尾発着ですが、一部が大月発着です。土休日には一往復が河口湖駅発着で運転されます。

青梅特快

青梅線に直通する特別快速が青梅特快で、日中は一時間に1本運転され、東京～立川間の停車駅は同様です。土休日には、武蔵五日市・高麗川発で、拝島で併結する上り東京行きが一本あります。

通勤特快

平日朝の上りのみ、新宿着7時代～9時代の列車が一日5本運行され、下り列車はありません。特急を除いて、中央線快速の最速達列車で、大月始発が3本、高尾始発が1本、青梅始発が一本運転されます。国分寺から新宿まで最短でも24分間無停車で運転されるなど、停車駅が非常に少ない列車です。

中央線各駅停車（中央緩行線）との乗り継ぎ

中央線各駅停車とは、御茶ノ水～三鷹間の快速停車駅各駅で乗り継ぎが可能ですが、御茶ノ水駅以外での乗り継ぎは、階段などの昇り降りが必須で、不便です。

中央線が複々線化された当時、方向別複々線ではなく、線路別複々線で建設されてしまったため、快速と各駅停車のホームが分断されることとなってしまいました。御茶ノ水駅は、特急列車以外の全列車が停車し、またホームが両路線の上り・下りで分かれているため、同じ方向の列車に簡単に乗り継げます。御茶ノ水以東は、快速と各駅停車で路線が分岐する（各駅停車が総武線各駅停車に直通）ため、注意が必要です。

他路線との乗り換え

中央線快速の各駅から乗り換えられる路線の一覧です。なお中央線各駅停車は御茶ノ水駅～三鷹間全駅で乗り換え可能なので、この両駅以外では省略します。

まとめ

中央線快速は、東京～新宿～高尾間で運行され、御茶ノ水～三鷹間では中央線各駅停車と並走しています。

快速、中央特快、青梅特快が終日運行され、平日ラッシュ時間帯には通勤快速、通勤特快も運行されています。

乗り換えも多くあり、中長距離の輸送も担う大動脈となっています。