この記事では京成本線・京成押上線快速の停車駅・運行区間・料金について解説しています。

なぜ京成本線・京成押上線にはなぜ急行ではなく快速が走っているのでしょうか?

京成線 快速とは? いつから運転?

京成線快速京成佐倉行き 方向幕

京成本線・京成押上線で快速という列車が運転されています。もしかするとこの記事を見ている方の中には「快速」ではなく、「快速特急」を探している方がいるかもしれません。快速特急についても詳しく解説していますので、こちらからご覧ください。

京成線快速とは、京成本線(京成上野~成田空港)、京成押上線(押上~青砥)で運転されている列車で、京成押上線で運転されている一部列車は都営浅草線内・京急羽田空港線、芝山鉄道に直通する列車も存在し、「西馬込」「羽田空港第1・第2ビル」「芝山千代田」の行先も存在します。

2002年10月12日のダイヤ改正から運転が行われており、かつて運転されていた「エアポート特急」の流れが残っているため、本数が少ないながら羽田空港線直通の列車が運転されています。

なぜ「快速」で運転?「急行」ではない理由

また、私鉄では珍しく「急行」ではなく「快速」で運転されており、疑問を感じる方も多いのではないかと思います。

理由としては二つあります。

一つ目は羽田空港線に直通する「エアポート急行」の存在です。この列車は押上~羽田空港第1・第2ビル間で運転されていますが、京成押上線普通として運転される列車もあり、乗客が誤乗する可能性が高いということが挙げられます。

実際に現在も運転されている「エアポート快特」はかつて「(飛行機マーク)快速」で運転されていたこともありますが、こちらは現在では使われなくなったという経緯もあります。

二つ目は「急行」が運転されていた時期があったということです。現在は廃止されていますが、かつて「急行」が運転されていました。急行は2010年7月17日ダイヤ改正で消滅しており、「急行」の名称を使用してしまうと2006年~2010年の間は乗客が混乱してしまう可能性がありました。

そのため、「急行」ではなく「快速」で運転されているということになります。

※停車する場合〇、しない場合ーを記載しています。

京成線 快速 停車駅

駅名【快速】備考
【京成本線】
京成上野
日暮里
新三河島
町屋
千住大橋
京成関屋
堀切菖蒲園
お花茶屋
青砥
京成高砂
京成小岩
江戸川
国府台
市川真間
菅野
京成八幡
鬼越
京成中山
東中山
京成西船
海神
京成船橋
大神宮下
船橋競馬場
谷津
京成津田沼
京成大久保
実籾
八千代台
京成大和田
勝田台
志津
ユーカリが丘
京成臼井
京成佐倉
大佐倉
京成酒々井
宗吾参道
公津の杜
京成成田
空港第2ビル
成田空港
【京成東成田線・芝山鉄道線】
東成田
芝山千代田
【京成押上線】
押上
京成曳舟
八広
四ツ木
京成立石
青砥

快速の停車駅は特急の停車駅に千住大橋・京成小岩・東中山・船橋競馬場と京成津田沼から各駅を追加した停車駅になっています。

京成線快速の料金は?

京成線で運転されている快速は料金不要で乗車でき、乗車券以外(きっぷ・Suicaなどの交通系ICカード)は必要ありません。

京成線快速 まとめ

ここまでの京成線快速についてまとめると

  • 京成線快速は京成本線・京成押上線で運転されており、一部列車は都営浅草線・京急線に直通する
  • 京成線「急行」ではなく快速で運転されているのはかつて「急行」という種別が運転されていたから
  • 京成線快速は「特急停車駅」に千住大橋・京成小岩・東中山・船橋競馬場と京成津田沼から各駅を追加したものとなっている
  • 快速に乗るために乗車券以外に追加料金はかからない

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