今回は京急と都営浅草線で運転されている「エアポート快特」の停車駅・運行時間帯についてまとめてみました。「エアポート快特」は京急・都営浅草線それぞれに分けて説明します。
京急線には「快特」と「エアポート快特」が存在します。
京急線の「快特」についてお探しの方は下記の記事をご覧ください。
京急「エアポート快特」とは?
まず、京急のエアポート快特について説明します。
京急のエアポート快特は泉岳寺・品川方面から羽田空港第1・第2ターミナル駅までを運行している列車です。
一部品川始発のものもありますが、多くは都営浅草線・京成押上線・京成本線・北総鉄道・成田スカイアクセス線・芝山鉄道へ直通運転しています。
京急線内「エアポート快特」停車駅は?
京急線内のエアポート快特の停車駅は泉岳寺・品川・羽田空港第3ターミナル・羽田空港第1・第2ターミナルです。快特が停車する京急蒲田が通貨となっているため注意が必要です。
京急線内「エアポート快特」品川駅・羽田空港駅 運行時間帯は?
羽田空港第1・第2ターミナル発では平日10時20分~21時43分、9時42分発から19時02分まで運転されています。品川発では平日6時47分~16時04分まで、土休日は6時19分~18時43分まで運転されています。
エアポート快特とエアポート急行との違いは?
エアポート快特・エアポート急行の違いとは何でしょうか?
結論、停車駅・所要時間が異なります。
エアポート快特は羽田空港第1・2・3ターミナルと品川駅を直接結びますが、エアポート急行は空港線内各駅に停車、京急線内に入ると品川方面行きと逗子・葉山方面行きの2系統に分かれるのが大きな違いです。そのほかにも、エアポート急行はそのほかの停車駅も存在します。停車駅も多いためエアポート快特に比べ遅くなっています。
所要時間の差は約7分となっています。
エアポート快特と快特の違いは?
エアポート快特と快特の違いが分からないという方がもしかするといるかもしれません。
結論、京急蒲田駅に停車するかどうかが違いとなっています。
また、所要時間もエアポート快特の方が1分程度早く到着することになっています。
また、快特の場合、羽田空港方面には行かない列車も運転されています。
京急「エアポート快特」の料金は?
京急のエアポート快特は乗車券のみで乗車でき、別途料金は不要です。
羽田空港各駅⇔品川までは300円、羽田空港各駅⇔泉岳寺までは340円です。
都営浅草線内「エアポート快特」
今度は都営浅草線「エアポート快特」について解説します。京急と都営浅草線で分けているのは、”必ずしも都営浅草線でエアポート快特だったとしても、京急線ではエアポート快特ではない列車が存在するため”です。
それについても詳しく解説します。
都営浅草線内「エアポート快特」停車駅
駅名 | 停車○、通過ー | 備考 |
押上 | ○ | 京成押上線に直通運転。ここまで「アクセス特急」として運転。(一部を除く) |
本所吾妻橋 | ー | |
浅草 | ○ | つくばエクスプレス・東武線・東京メトロ銀座線は乗り換え |
蔵前 | ー | 都営大江戸線は乗り換え(地上乗り換えとなります。) |
浅草橋 | ー | 総武線各駅停車は乗り換え |
東日本橋 | ○ | 都営新宿線は乗り換え。(馬喰横山駅徒歩連絡・急行停車駅) |
人形町 | ー | |
日本橋 | ○ | 東京メトロ銀座線・東京メトロ東西線は乗り換え |
宝町 | ー | |
東銀座 | ー | |
新橋 | ○ | JR線は乗り換え |
大門 | ○ | 都営大江戸線は乗り換え(浜松町徒歩連絡) |
三田 | ○ | 都営三田線は乗り換え(田町駅徒歩連絡) |
泉岳寺 | ○ | ここから京急線に直通 |
品川 | ○ |
停車駅は押上、浅草、東日本橋、日本橋、新橋、大門、三田、泉岳寺、品川です。
エアポート快特は都営浅草線線内で通過駅がある唯一の種別となっています。
都営浅草線「エアポート快特」押上駅・浅草駅・新橋駅の運行時間帯は?(羽田空港方面)
都営浅草線エアポート快特の運行時間帯(羽田空港方面)は次の通りです。
押上駅 | 浅草駅 | 新橋駅 |
平日:6時24分~15時39分まで(ただし、7時21分の次は9時30分までなし) 土休日:6時25分~18時59分まで | 平日:6時27分発~15時42分まで 土休日:6時28分~19時02分まで | 平日:6時38分~15時52分まで 土休日6時39分発~19時12分まで |
都営浅草線「エアポート快特」と「快特」「エアポート急行」との違いは?
結論、都営浅草線内で通過駅があるかどうかのみ違いがあります。
快特、エアポート急行はなんだか速そうなイメージがありますが、都営浅草線内は各駅に停車します。そのほか、京急線内急行・特急、押上から先京成線内、快速、快速特急と名前を変える列車も同様です。
またエアポート快特は京成線内「アクセス特急」として運転される列車がほとんどとなっています。
都営浅草線「エアポート快特」は追い抜きがある?
結論、都営浅草線「エアポート快特」には追い抜きがありません。
確かにエアポート快特には通過駅がありますが、都営浅草線は先に発車した列車が全て先着するようになっていて、退避できる駅がないためです。
一部列車はエアポート快特成田空港行きが運転
一部列車ですが、エアポート快特の中で成田空港まで運転されている列車もあります。エアポート快特は押上から先、京成線内に直通すると「アクセス特急」に名前を変えて運転がされています。
平日のみ「エアポート快特 芝山千代田行き」が運転
エアポート快特で珍しい行先「芝山千代田行き」が運転されています。
しかも、一般の方は混乱してしまうかもしれませんが、羽田空港第1・2ターミナル発19時31分発、20時15分発の芝山千代田行きがエアポート急行として運転された後、エアポート快特として運転される列車があります。
運転区間を見てみると、羽田空港第1・2ターミナル~品川まではエアポート急行として運転。
品川から先、押上までは「エアポート快特」として運転。押上から終点芝山千代田までは通勤特急として運転される列車です。(アクセス特急として運転されない点には注意が必要です。)
その他にも、後続で2本運転されています。(20時52分発、21時22分発)
ただし、土休日は運休となっています。
まとめ
ここまでエアポート快特についてまとめると
- エアポート快特は一番停車駅が少ない種別。
- 快特が停車する京急蒲田駅には停車しない。
- エアポート急行よりも7分早い
- 乗車には特急券などの別途料金はなく、乗車券のみで乗れる
- 都営浅草線内は通過駅がある。
- 京急線内エアポート急行でも、都営浅草線内エアポート快特となる列車がある
- エアポート快特芝山千代田行きが平日に3本運転されている(うち1本は品川までエアポート急行)
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