京成押上線京成立石駅が、高架化工事のため地下駅舎での運用を始めると発表しました。

公式サイトで発表はないものの、京成立石駅では紙が掲示されています。

長年の歴史に幕 京成立石駅地上駅舎(橋上駅舎)

京成立石駅地上駅舎(橋上駅舎)
京成立石駅外観

現在使用されている京成立石駅の地上駅舎は1968年10月2日に改築された駅舎であり、エレベーター増設などの工事があったものの昭和の時代を感じることができる駅舎で、これまで55年間使用されてきた歴史を持つ駅舎でもあります。

昭和の雰囲気を感じることができる駅舎となっていました。

しかしながら、今回の高架化工事でこの駅舎も消滅するということです。

2023年10月28日からは仮地下駅で運用開始

京成立石駅高架化で地下駅運用開始の張り紙

こちらは現在京成立石駅の外壁に張り付けられている紙です。2023年10月28日始発より「改札口切り替え」という文字が書いてあります。

またこれに伴い「橋上駅舎は閉鎖します」と書かれていることから、現在の駅舎には10月28日以降立ち入れなくなるということになります。

京成立石駅地下改札詳細

また出入り口も変更となり、これまで上下線とのホームは行き来できていましたが、一度改札を出て、それぞれの改札に向かうことになります。3か所の入り口が閉鎖となり、新たに地下改札が誕生します。

仮地下駅駅舎はまだ工事中

工事中の京成立石駅仮地下改札
工事中の京成立石地下改札へ向かう駅舎

2023年10月3日現在、地下改札へ向かう仮駅舎の建物が建設されていますが、まだ中は完全に建設されているわけではないようです。

約1カ月のうちに改札口の完成まで行くのでしょうか。

見れなくなってしまう京成立石駅の駅舎を散策

もう見れなくなってしまう京成立石駅の橋上駅舎の中を記念に撮影してきました。

こちらはヨークマート側にある出入口。駐車禁止の看板がレトロですね。ずいぶん前に設置されたのでしょうか。

というか出入り口に自転車を止める人も現在では見られませんが、過去にはいたのでしょうか?

京成立石駅に商店街から入る階段。こんな感じになっていて、少し斜めに作られているのが特徴です。

上から見ると階段が左右に曲がっているように錯覚で見えますね。作りがなんともレトロな感じです。

今回閉鎖されてしまう北1出口、南1出口。もうすぐ見れなくなってしまうので記念に撮っておこうと思いました。

窓から見える立石駅通り商店街と京成立石駅にやってくる電車。

この角度からの景色ももう少しで見えなくなります。

右側には建設中の仮駅舎が見えます。

駅舎の中には飲食店もあったと思いますが、現在はATMなどの一部店舗を除いて閉鎖されています。

何やら、ガチャガチャの店舗がありました。これもなくなってしまうと思うので、撮ってみました。

ようこそ京成立石駅へと書かれた看板とチラシが置いてあるところを撮影しました。

立石にはタカラトミーの本社があり、「危機一髪」の格好をした京成パンダが描かれています。おそらく駅員さんが書いたものと思われます。

「おもちゃとサッカーのまち 葛飾区立石」と書かれています。

京成立石駅券売機

京成立石駅の券売機と案内図を取ってみました。すでに、駅通り商店街側の階段は撤去されていますが、かつてはそこに階段が存在したことが分かるようになっています。

京成立石駅改札口

京成立石駅の改札口です。京成の駅としては古い方だと思うので、改札口付近にほかの駅にはある「発車標」がこの駅にはありません。

浅草・青砥とホームを間違えないように看板が設置されています。

京成立石駅に来て忘れてはいけないのは「日暮里経由でJR線へおいでの方は次の青砥駅で上野行きにおのりかえください」と書かれている看板です。

経の字が右側だけ書かれていて省略されているのが特徴で、これもずいぶん前から設置されてると思われます。

おそらくですが、改札口が上下線で分かれてしまうので、この看板の役目もあとわずかとなっていると思います。

こちらは北2、南2出口の様子です。なぜか、階段を一度上がって降りる仕様になっている不思議な階段です。

駅ということが分かりにくいためなのか、京成線の看板が設置されています。

駅前は道路廃止と白い壁に覆われた寂しい雰囲気に

駅前は道路廃止になっていたり、商店街も白い壁でおおわれており、駅前のドトールコーヒーもなくなってしまいました。

線路切替工事の様子

少しずつですが、着実に京成立石駅の高架化工事が進んでいます。

きっと、今しか見られない京成立石駅の雰囲気があるはずです。時間に余裕がある方は楽しんでみてはいかがでしょうか?

京成線関連記事

おすすめの記事