JR東日本は宇都宮線の小金井駅、蓮田駅、久喜駅、古河駅でのみどりの窓口の営業を終了すると発表しました。

今回のみどりの窓口の廃止で沿線利用客からは不満は出るのでしょうか?

みどりの窓口が宇都宮線で4駅終了へ しかも快速停車駅で終了

みどりの窓口イメージ

今回宇都宮線でみどりの窓口廃止が発表された駅は、小金井駅、古河駅、久喜駅、蓮田駅の4駅です。

またこのうち、久喜駅は通年営業から期間限定で繁忙期のみ営業するいわゆる「臨時窓口」に格下げされます。また、久喜駅では話せる指定席券売機の設置が行われます。

みどりの窓口の営業終了日は?

みどりの窓口終了日は次の通りです。

小金井駅2023年10月5日、蓮田駅2023年10月11日、久喜駅2023年10月20日(10月20日からは話せる指定席券売機の設置)、古河駅2023年10月26日

JR東日本の公式サイトに7月25日から公表されたことによって、今回の決定は確実なものになりました。すでに一部の駅ではみどりの窓口終了は駅に掲示されているのが確認されています。

みどりの窓口の代わりに「お客さまサポートコールシステム」を導入 しかし、約半年空白期間も

今回のみどりの窓口の廃止によって窓口閉鎖のみで、補償はないと心配されている方もいると思いますが、今回の場合はある程度は補償される策として、「サポートコールシステム」があります。

サポートコールシステムとは、券売機や改札窓口、精算機コーナーでオペレーターによる案内がされるようです。

しかしながら、久喜駅を除き基本的にみどりの窓口の機能は失ってしまったと考えてもいいでしょう。

また、列車の発売と同時に予約をしなければいけない列車、たとえばサンライズ出雲・瀬戸号のようにえきねっとや指定席券売機で予約ができない列車や一部の割引切符についてはわざわざみどりの窓口に出向かなければいけなく、2023年10月のみどりの窓口廃止のあとの宇都宮線内のみどりの窓口は、大宮、小山、宇都宮のみとなります。(久喜駅は臨時)

大宮駅はすでに川越線などでみどりの窓口が廃止されているため、混雑が予想されますし、小山駅、宇都宮駅も新幹線停車駅のため、時間帯によって混雑している現状もあります。

特に久喜駅の方は臨時窓口が営業していない時間帯だと、小山か大宮駅まで行くことになり往復で30分以上所要時間がかかってしまい、大幅に利便性が下がってしまうことになります。

また、サポートコールシステムの導入は2024年7月以降となっており、それまではサービスが実施されないことになり、約半年の期間は混乱が出そうです。

みどりの窓口廃止による影響は?

今回のみどりの窓口廃止による影響ですが、たまにしか利用しない方や新幹線で東京から大阪へ行く人などには影響は少ないと思われます。

ただし、一部みどりの窓口でしかできない10時打ちや一部の割引切符に関しては対応ができないと思われ、そういった利用客に対してはサービス低下の影響は出そうです。

とはいえ、利用率の問題から約8割の方には影響が出ないと思われますが、臨時窓口の久喜駅が営業していない期間は少し不便の度合いが強い気がします。

まとめ

今回のまとめですが、

・宇都宮線でみどりの窓口廃止が発表された駅は、小金井駅、古河駅、久喜駅、蓮田駅の4駅

・久喜駅は臨時窓口に格下げ、話せる指定席券売機の設置

・久喜駅は10時打ちなどがあるときは、大宮駅か小山駅に行かないといけないため不便に(話せる指定席券売機では対応できない可能性)

以上のことから、一部みどりの窓口でしか購入できないきっぷに関してはサービス低下となりそうです。

今回の発表は労働組合へ小山営業統括センターからの提案として実施されるもので、実際の予定は変更となる可能性がありますが、ほぼ決定事項とみて良さそうです。

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